34種類の物質について、水への溶け方のちがいを調べるため、次の 〔実験1〕と〔実験2〕を行った。
ただし,4種類の物質は,硝酸カリウム, ミョウバン, 塩化ナトリウム, ホウ酸である。また,全ての実
験において,ビーカーの中の水が蒸発することはなかったものとする。
〔実験1] ① 4つのビーカー A,B,C,Dを用意し,それぞれのビーカーに60℃の水50gずつを入れた。
② 図1のように,ビーカーAには硝酸カリウム40gを,ビーカーBにはミョウバン 40gを,ビ
○ーカーCには塩化ナトリウム40gを, ビーカーDにはホウ酸40gをそれぞれ加え,ガラス棒で
よくかき混ぜたところ、 1つのビーカーでは物質40gが全て水に溶けたが,ほかの3つのビー
カーでは物質の一部が溶けきらずに残っていた。
図1
ガラス棒
60℃の
水50g
硝酸カリウム
40g
ミョウバン 塩化ナトリウム
40g
40g
B
図2
DIEVESE
ホウ酸
40g
2
[D]
A
B
実験2] ①〔実験1] の② のあと, ビーカーA,B,C,D の水溶液の温度が20℃になるまで冷却した
ところ、全てのビーカーで物質の一部が溶けきらずに残っていた。
② ①,物質の一部が溶けきらずに残っていたビーカー A,B,C,D の中の液をそれぞれろ
過し,ろ紙の上に残った物質をじゅうぶんに乾燥させてから,物質の質量をそれぞれ測定した。
図2は,硝酸カリウム, ミョウバン, 塩化ナトリウム、ホウ酸について, 溶解度 (水100gに溶かすことが
きる物質の最大の質量)と温度との関係をグラフに表したものである。