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物質を加熱したときの変化について調べるため, 実験を行いました。 後の1から5までの各問いに
答えなさい。
【実験】
図1
・酸化銅と炭素粉末の混合物
試験管
ピンチコック
ゴム管
ガラス管
石灰水
ガスバーナー
<方法>
① 図1のように, 酸化銅 1.0gと炭素粉末 0.3gの混合物を試験
管に入れてガスバーナーで加熱する。
② 気体が発生しなくなったら, 石灰水からガラス管をとり出し
加熱をやめ、ピンチコックでゴム管を閉じて, 試験管をよく冷
ます。
③ 試験管内にある固体の質量を測定し, 加熱前の酸化銅と炭素
粉末の混合物の質量から, 加熱後の試験管内にある固体の質量
を引いて,発生した気体の質量を求める
④ 炭素粉末の質量は0.3gのまま変えずに, 試験管に入れる酸
化銅の質量を2.0g, 3.0g, 4.0g, 5.0g,6.0gと変えて同
様の操作を行い, 発生した気体の質量を求める。
<結果>
①の結果, 化学変化が起こり, 気体が発生して石灰水が白く
にごった。 また, 試験管内に赤色の物質ができた。
図2は、 ③ ④の結果をグラフに表したものである。
図2 1.2
1.1
発生した気体の質量g
発 1.0
生 0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
0
0
1 2 3 4 5 6
酸化銅の質量 〔g〕
1 実験で,酸化銅と炭素を混合して加熱したときの化学変化を化学反応式で書きなさい。
2 実験で赤色の物質が金属であることを確認するために,どのような性質を調べればよいですか。 1
つ書きなさい。
3 方法②, 加熱をやめた後に, ピンチコックでゴム管を閉じるのはなぜですか。 25 字以上, 35 字
以内で説明しなさい。
4 方法の③で, 下線部のようにして発生した気体の質量を求めることができるのはなぜですか。 「原子」
「質量」という2つの語を使って, 35字以上, 45字以内で説明しなさい。
5 実験で,酸化銅 5.0g と炭素粉末 0.3g の混合物を気体が発生しなくなるまで加熱したとき,次の
(1)(2)の問いに答えなさい。 ただし, 化学変化は酸化銅と炭素の間でのみ起こるものとします。
(1) 加熱後の試験管内にある固体は何であると考えられますか。 次のアから工までの中から1つ選びな
さい。
ア銅と酸化銅と炭素
イ銅と酸化銅
ウ 銅と炭素
(2) 加熱後の試験管内にある固体の質量は何gですか。 求めなさい。
エ銅のみ