三条実美
明治天皇
3325
公家や藩主ら
せい じほうしん
が神に誓った政治方針です。
いぬいなんよう
●五箇条の御誓文の発表 (乾南陽筆) 戊辰戦争中に明治天皇
せいとくきねんかい が かん
ひろ
かいぎ
おこ
ばん きこうろん
けっ
広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スペシ
東京都 聖徳記念絵画館蔵
広く会議を開き, 政治はすべて人々の意見で決
定するべきである。
いつ
さかん
けいりん
おこなうべ
上下心ヲ一ニシテ盛ニ経綸ヲ行フヘシ
りしての役所のしくみと並べ比較しよう
をさかんに行うべきである。
おさ
せいさく
上の者も下の者も心を合わせ、国を治める政策
かぶっとしょみん
いた
までおのおのそのこころざし
とげ
じんしん
一、 宮武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ,人心
う
こと
よう
ヲシテ倦マサラシメン事ヲ要ス
け
しょみん
いた
公家・武家から庶民に至るまで,各自の意志が
とげられるようにし, 人々の心をあきさせない
ことが必要である。
きゅうらい
ろうしゅう
やぶ
てん
こうどう
もとづ
一、旧来ノ陋習ヲ破り、天地/公道ニ基クヘシ
しゅうかんじょう い
こくさいほう
今までの悪い習慣 (攘夷) をやめ, 国際法(国家
間の関係を定めた法)にもとづくべきである。
ちしき せかい
もと おおい
こうき
しんき
智識ヲ世界二求メ大二皇基ヲ振起スペシ
とうち
知識を外国から得て,天皇統治の基礎をふるい
おこすべきである。
ほうれいぜんしょ
( 「法令全書」)
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