ありければ、
「おのが身を思ふとて、
3 ますます厳しく)鍵の穴に土を塗って、「大学寮の学生(=篁)、3家の中に
いよいよ 鍵の穴に土塗りて、「大学のぬしをば、
副詞
のたまふに」とて、エド。
入れるな」と言って、(箪を)
家の中に入れそ」とて、
呼応の副詞
泣いた。
追い払ったので、(妹は)部屋にこもって、
追ひければ、
曹司にこもりゐて、泣きけり。
4 (墓が)妹のこもっているところに行って見ると、
妹のこもりたる所に行きて見れば、
et
壁の穴がほんの少しあったので、
ほじくって、「こちらへ
お寄りなさい」と妹を呼び寄せて、
話をして、
呼び寄せて、物語して、
副詞
文末の
壁の穴いささかありけるを、くじりて、「ここもとに寄り給へ」と
泣いていて、(妹とここを出てしまいたいと 思うけれど、まだとても若くて、
泣きをりて、 出でなまほしく思へど、まだいと若くて、たばかるべき人もなく、わびければ、
相談するのに適当な人もなく、困っていたので、
助動・希望
副詞
助動・適当
どうにも
することができないで、たいそう辛く
思って、 5 語り合っているうちに、
夜が明けてしまいそうになる。
ともかくもえせで、
いと いみじく思ひて、語らひをるほどに、夜明けぬべし。
呼応の副詞
助動・推量