-
問6 Kさんは、硫酸に水酸化バリウム水溶液を加えたときの変化を調べるために,次のような実
験を行った。これらの実験とその結果について、あとの各問いに答えなさい。
[実験1] ① ビーカーA~Eを用意して、それぞれに同じ濃さの硫酸を20.0cmずつ入れた。
②図1のように、ピーカーA~Eのそれぞれに,同じ濃さの水酸化バリウム水溶液10.0cm
20.0cm²30.0cm²40.0cm²50.0cm を少しずつ加えてかき混ぜた。
ビーカーA~Eのなかみをろ過して、ろ紙に残った物質を乾燥させてから,それぞれの
質量を測定した。
水酸化バリウム
水溶液
10.0cm³
A
硫酸
20.0cm²
水酸化バリウム 水酸化バリウム
水溶液
水溶液
20.0cm
30.0cm3
↓
B
ピーカー
硫酸の体積 [cm²
加えた水酸化バリウム
水溶液の体積 [cm²]
ろ紙に残った物質の
質量 〔g〕
硫酸
20.0cm³
図1
A B C D E
硫酸
20.0cm3
20.0 20.0 20.0 20.0 20.0
10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
0.2 0.4 0.6 0.6 0.6
0.6
500230
[結果 1 ]
結果は表のようになった。 図2は、加えた水酸化バリウム水溶液の体積とろ紙に残った物質
の質量の関係をグラフに表したものである。なお、ろ紙に残った物質は、 中和によってできた
塩である。
表
300点
水酸化バリウム
水溶液
40.0cm³)
D
ろ紙に残った物質の質量
1.0
0.8
つ 0.6
0.4
の 0.2
水酸化バリウム
水溶液
ol
硫酸
20.0cm³
50.0cm
↓
3
E
J
実験2] ① ビーカーF を用意し, 〔実験1] のビーカーAとDのろ過した後の水溶液をすべて入れ
て反応させた。
② ピーカーFのなかみをろ過した。
グラフが折れ
曲がった所に印をつける
硫酸
20.0cm²
0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0
[g] 水酸化バリウム水溶液の体積 [cm²]
図2
折れ曲がる前までは比例関係
⇒比例式で計算できる
○折れ曲がった額
不足した物「節がある
(ア) 次の
」は,〔実験1]において, ビーカーEに水酸化バリウム水溶液を少しずつ加えたとき.
水溶液中の水素イオンと水酸化物イオンの数の変化を述べたものであるが、文中の下線部 ①~④には
誤った記述も含まれている。 下線部①~④のうち正しい記述の組み合わせとして最も適するものをあと
の1~6の中から一つ選び、その番号を答えなさい。
水酸化バリウム水溶液を少しずつ加えていくと、 水素イオンの数が①増加していき、やがて水溶
液全体が ② 中性になる。さらに水酸化バリウム水溶液を加えていくと, しだいに水酸化物イオンの
数が③増加していく。 また,このとき, BTB溶液を入れると ⑥ 青色になった。
①. ③
4. 1. 2. 3
2.②.③
5. 1. 2. 4
(イ) 〔実験1] において, 水酸化バリウム水溶液10.0cm を加えたときのビーカーAの水溶液の性質と
して最も適するものを次の1~4の中から一つ選び, その番号を答えなさい。
1. フェノールフタレイン溶液を加えると, 水溶液の色が赤色になる。
バリ→アル
Toin
A PHは7より大きい。
3. マグネシウムを入れると気体が発生する。
4. 赤色リトマス紙を青色に変える。
3.②.④
6. 2. 3. 4
(ウ) [実験2] において, ビーカーF をろ過した後の水溶液に含まれているすべてのイオンのうち, 陰イオ
ンの割合は何%か。 小数第一位を四捨五入した値として最も適するものを次の1~4の中から一つ選び.
その番号を答えなさい。 ただし,ろ紙に残った物質は電離しないものとする。
1. 11%
2. 33%
3.67%
④4④ 89%
Kさん
(
(エ) 次の
適するものをそれぞれの選択肢の中から一つずつ選び、その番号を答えなさい。
は 〔実験〕に関する先生とKさんの会話である。 文中の(X), (Y)に最も
先生 「新たに用意したピーカーMに, 〔実験1] で用いたものと同じ濃さの硫酸5.0cm をはかり
とり, 〔実験1] で用いたものと同じ濃さの水酸化バリウム水溶液 15.0cm をビーカーMに
加え、十分に反応させるとどうなるでしょう。」
「(X)の硫酸バリウムが生じます。 このビーカーMにはまだ未反応の溶液があります
ね。」
(X) の選択肢 1.0.050g
4.0.15g
(Y) の選択肢 硫酸 5.0cm
先生「そうですね。 さらに(Y)を加えると反応し、 硫酸バリウムが生じます。」
10
2. 0.075 ge
3.0.10g
5.
0.20g
6 0.30g
2. 水酸化バリウム水溶液5.0cm