に基づいて行われる。一方, 地方自治制度においては, 国民の直接的な政治参加は国政におけるより多く
国民は、国の政治のあり方を最終的に決める権限をもっている。しかし、 国民自らが直接一般的な数
策の決定にかかわる国政上の制度はなく、 直接民主制は一部の投票権に限られ, 実際の政治は間接民主制
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次の文章を読み,あとの各間に答えよ。
国民自らが直接一般的な数
は、国の政治のあり方を最終的に決める権限をもっている。しかし、
とり入れられている。
地方公共団体の首長や議員は住民の直接選挙で選出されるほか、 首長の解勝かい
宝の解散などの直接請求権が住民に認められている。 近年は, 地域の課題に関して住民が自主的に働き。
ける例も増えており、
行われている。 また。
自然保護,高齢者の福祉, 女性や子どもの人権問題など様々な分野で住民運動
地域の重要な問題について、 住民投票によって住民全体の意見を明らかにしょ。
という動きも強まっている。
(問1]
(1
国民自らが直接一般的な政策の決定にかかわる国政上の制度はなく,直接民主制は一部の投票権に
限られ、実際の政治は間接民主制に基づいて行われる。 とあるが, 直接民主制の仕組みとして当てはまるの
は、次のア~エのうちではどれか。
ア 地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し,及び行政を執行する権能を有し, 法律の範囲内で
条例を制定することができる。
イ 内閣総理大臣は、 国会議員の中から国会の議決で, これを指名する。 この指名は、 他のすべての案件に
先だって、これを行う。
ウ地方公共団体の議会の議員及び法律の定めるその他の更員は,その地方公共団体の住民が, 直接これを
選挙する。
エ 最高裁判所の裁判官の任命は,その任命後初めて行われる衆議院議員総選挙の際国民の審査に付し, そ
の後10年を経過した後初めて行われる衆議院議員総選挙の際さらに審査に付し, その後も同様とする。