しのの
電子てんびん
実験 2.
図4のように、うすい塩酸30cmを入れたピーカーと
炭酸水素ナトリウム1.0gをのせた薬包紙をいっしょに
次に、図5のように, 炭酸水素ナトリウム1.0gを, ピー
電子てんびんにのせ、 反応前の全体の質量をはかった。
素ナトリウムは気体を発生しながら全部溶けた。 気体の
カーに入れたうすい塩酸30cmに加えたところ, 炭酸水
発生が完全に終わった後, 図6のように, 反応後のビー
後の全体の質量をはかった。 この方法でうすい塩酸
カーと, 薬包紙をいっしょに電子てんびんにのせ、反応
30cmに加える炭酸水素ナトリウムの質量を2.0g
3.0g,4.0g 5.0g. 6.0gにかえて,それぞれ実験を行っ
た。 表は, その結果をまとめたものである。
図 5
図 6
図 4
うすい塩酸
ビーカー
薬包紙
一炭酸水素
ナトリウム
炭酸水素ナトリウムの質量 [g]
反応前の全体の質量 [g]
反応後の全体の質量 [g]
80
1.0 2.0 3.0
4.0
5.0 6.0
96.097.098.0 99.0 100.0101.0|
95.5 96.0 96.5 97.4 98.4 99.4
(1) 実験1について,次の①,②の問いに答えなさい。
① 次の文章中のxにあてはまる最も適当なことば
を書きなさい。
化学変化の前後で、その反応に関係する物質全体
の質量は変化しない。 これを x の法則という。
② 化学変化の前後で, その反応に関係する物質全体の
質量が変化しない理由について説明した文として最も
適当なものを、次のア~エのうちから一つ選び, その
符号を書きなさい。
ア. 物質をつくる原子の組み合わせは変わるが, 反応
に関係する物質の原子の種類と原子の数は変わらな
いから。
イ. 物質をつくる原子の数は変わるが、反応に関係す
る原子の組み合わせと原子の種類は変わらないから。
ウ. 物質をつくる原子の組み合わせと原子の種類は変
わるが、反応に関係する原子の数は変わらないから。
エ.物質をつくる原子の数と原子の種類は変わるが、
反応に関係する原子の組み合わせは変わらないから。
(2) 次の文章は,実験2の結果の表から炭酸水素ナトリ
ウムの質量と,発生した気体の質量との関係を説明した
ものである。あとの①,②の問いに答えなさい。
発生した気体の質量は, 1.6gになるところまでは炭
酸水素ナトリウムの質量に比例する。これは、うすい
塩酸に炭酸水素ナトリウムがすべて反応したからであ
る。
また,発生した気体の質量は, 1.6gよりも大きく
ならない。これはうすい塩酸が不足し、炭酸水素ナト
リウムがすべては反応しないで,ビーカー内に残るか
らである。うすい塩酸30cmに炭酸水素ナトリウム|