●クエン酸回路 解糖系で生じたピルビン酸(C3) は,ミト
コンドリアに取り込まれ、マトリックス内のさまざまな酵素
の働きによって徐々に分解される。 この代謝経路は、クエン
さんかいろ
酸回路と呼ばれる。
citric acid cycle
マトリックス内では, ピルビン酸は酵素の働きによって酸
化され, 補酵素であるCoAと結合してアセチルCoA (C2) に
acetyl-CoA
コエー
なる。このとき, 脱水素反応によってNADHとH+が,また,
citric acid
Guide!
ガイド
解糖系
グルコース]
クエン酸
回路
電子伝達系
oxaloacetate
さく
脱炭酸反応によって二酸化炭素が生じる (図15-①)。 アセチルCoAはオキサロ酢
(C) と結合してクエン酸(C) になり, クエン酸回路に入る (図15-②)。その後,
炭酸反応によって二酸化炭素が生じる (図15-③) など, 次々に反応が起こり,再び
キサロ酢酸 (4) がつくられる (図1-④)。 これらの過程では, 脱水素反応によって
じる H+ と e が NADやFADに受け渡され, NADHやFADH2 がつくられる。
エン酸回路では,グルコース1分子につきATPが2分子合成される(図15-⑤)。
クエン酸回路の反応は,次のように表される。
クエン酸回路 2C3H4O3 +6H2O + 8NAD + 2FAD
ピルビン酸
→
> 6CO2 + 8NADH + 8H + 2FADH2 + エネルギー (2A1