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地表に現れているがけ) を観察した。図1は, この地域の
地形図を模式的に表したもので, 地点Pは, 観察した露頭の
位置を示している。ただし, この地域には, 断層や地層の
上下の逆転はなく, 地層が, ある一定の方向に傾いて
広がっていることがわかっている。また, 下の 内は,
観察記録をもとに作成したレポート Iの一部である。
登さんと愛さんは, 学校の近くにある露頭(地層が
ろとう
図1
「P
4
かたむ
-110m-
100m-
100m/
レポートI
【目的)
露頭を観察し,地層をつくっている物質や, 地層の重なり方から,過去のようすを考える。
【準備】
地形図,巻き尺,方位磁針, ハンマー, 移植ごて, ルーペ, 採集物を入れる袋,
新聞紙,手袋,保護めがね,カメラ, 筆記用具, ノート
【手順)
① 地層の広がり,重なり, 傾きを観察し, 露頭全体をスケッチする。
地層の厚さ,色, 粒の大きさを観察し,それぞれの層の特徴を記録する。
3 化石があるかどうかを調べ, 化石をふくむ層は必要最小限の量の岩石を採集する。
【結果)
2
0
A層:うす茶色の砂の層
B層:赤茶色の最も厚い泥の層
C層:茶色の小さな粒の火山灰の層
D層:化石をふくむ灰色の層
ハハハノ)ハハハハハハハ
E層:黄土色の砂の層
F層:灰色のれきの層
【北を向いてスケッチした露頭の模式図]
〈気づいたこと〉
○ 露頭は垂直に切り立っており, それぞれの地層が水平に重なっていた。
○ C層には軽石があり, D層にはサンゴの化石があった。
すいらょく
かるいと
【考察】
たいせき
問1 C層が堆積したことから, 当時どのようなことがあったと考えられるか, 簡潔に書け。
図2
問2 手順3で採集したD層の岩石に, 図2のようにうすい塩酸を
スポイト
2,3滴かけると, 気体が発生した。 発生した気体の物質を,
化学式で書け。
ペトリ皿
D層の岩石
-120m-
地表からの距離