10レンズには基本的に2通りの利用方法がある。一つは、 物体の像を投影機や写真機(カメラ)の
ようにスクリーン上に投影する方法,もう一つは, 虫めがねとして物体の拡大された像を直接目で
見る方法である。問題の(1)は前者, (2)は後者である。なお, 両問題とも, レンズと物体は同じもの
を用い、レンズの中心から2つの焦点F, F までの距離はそれぞれ 20 cm であるc 物体 ABは長
さ 2.5 cm の棒状で、レンズの軸に垂直に置く。このことについて, 次の問いに答えなさい。 ただし
以下のことにも注意すること。
. 軸:の目盛りは等間隔である。
* レンズの中心は記号O で示してある。
*解答の像の両端には, 物体の両端 A. Bにそれぞれ対応するように、 記号の C, Dを記すこと。
解答の光がレンズに入って屈折したところは, 図1のGのように, 記号Hを記すこと。
(1) レンズの前方30cmの位 図 1
置に物体 AB があるとき。
1) 物体と像の関係を図1に
作図しなさい。
A
B
F
O
(2)(1)でかいた図の中には、
いくつかの三角形ができて
いる。これらの図形のうちのいくつかが相似であることを用いて, 次のa~cに答えなさい。
G
a 像の大きさを求めなさい。
b レンズから像までの距離を求めなさい。
c 像は実像または虚像のどちらか。
レンズから5cm 離れたと 図2
ころに目を置いて, 物体の2
倍の大きさに拡大された像を
F
見るとする。
Tレンズから像までの距離
を求めなさい。
② 像は実像または虚像のどちらか。
3 物体と像の関係を図2に作図しなさい。 なお, 日の位置は図にかかなくてよい。
レンズから物体までの距離を求めなさい。
FO