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2 恵さんの学級では、「銅と酸素の結びつきについて調べる」という課題を設定し,実験を行
った。 下の(1)~(4) の問いに答えなさい。
【仮説】 銅と酸素が結びつくときの質量比は一定ではないか。 また、酸化銅から酸素を取
り除くときは、鋼よりも酸素と結びつきやすい物質を用いればよいのではないか。
【実験Ⅰ】 銅の粉末 0.8gをステンレス皿にうすく広げて、一定時間ガスパーナーで加熱
してからガスバーナーの火を止めた。 十分冷えたあとに, 加熱後の物質の質量をはかっ
た。粉末をよくかき混ぜて再び一定時間加熱し、冷えたあとに質量をはかるという操作
を,合計で6回くり返した。 加熱す 図1
2
る銅の粉末の質量を, 1.2g, 1.6g,
加 3.0
熱
2.5,
後
の 2.0
質 1.5
2.0g, 2.4gに変えて同様の操作を
行った。 図1は, 実験結果を表した
グラフである。
【実験ⅡI】 図2のように、水素を入れ
た試験管に, ガスバーナーで加熱し
て表面が黒く変色した銅線を入れたところ,銅線は赤色に変色し,試験管の内側に液体
がついた。
物質の質量
〔g〕
1.0
20.5
02
- 2.
1 2 3 4 5 6
加熱の回数[回]
水素を入れた
試験管
・液体
HE
加熱して黒く
変色した銅線
実験I で, 加熱している銅に起こっている化学変化を化学反応式で書きなさい。
(2) 実験Ⅰで,銅の粉末を1.6gにして1回目の加熱を終えたとき, 酸素と結びついていない
銅の粉末は何gか, 小数第1位まで求めなさい。
(3) 実験Ⅰで,加熱後の物質の質量が一定になったときの, もとの銅の粉末の質量と, 結びつ
いた酸素の質量との関係を表すグラフをかきなさい。
(4) 恵さんの班では, 実験Ⅰ,ⅡIの結果をもとに話し合った。 次の会話は, その一部である。
隆さん:実験Iで,銅の粉末の加熱をくり返すと, 加熱後の物質の質量が一定になったこ
とから, P □ということがわかるね。
SALVIA
緑さん : 実験ⅡIで,試験管の内側についた液体は(Q)で調べたところ, 水だったよ。
恵さん:実験ⅡIでは, 酸化された物質は (R) で, 還元された物質は(S) ということだね。
① さんの考えが正しくなるように, Pにあてはまる内容を 「銅」 と 「酸素」 という語句を用
いて書きなさい。
O
緑さんと恵さんの発言が正しくなるように,Qにあてはまるものを、 次から1つ選んで
記号を書きなさい。 また, R, S にあてはまる物質名をそれぞれ書きなさい。
ア BTB溶液
イ フェノールフタレイン溶液
ウ 塩化コバルト紙
エ 青色リトマス紙