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【3】 下の図は, 日本海側のP点 (海抜0m)
で水蒸気をふくんだ 30℃の空気のかたま
りが、 海抜 1200mのR点で雲をつくり, そ
の後, 2800mの山頂をこえるまで雨を降ら
せて、太平洋側のS点 (海抜0m) に乾燥し
た空気がふき降りたことを表す模式図で
ある。 この図と下に示した空気の上昇・下
降と温度変化の関係のルールを読んで,
次の問いに答えなさい。 また, 必要に応じ
て、温度と飽和水蒸気量の関係を表した
右の表を利用しなさい。
30℃の空気の
かたまり
[ルール1〕
温度
(°C)
P点 (海抜0m)
0
2
4
6
8
10
12
14
山頂
(海抜2800m)
[Q点 (海抜1000m)
R点 (海抜1200m)
温度と飽和水蒸気量の関係
飽和水蒸気
量
[g/m²]
4.8
5.6
6.4
7.3
8.3
9.4
10.7
12.1
温度
(°C)
16
18
20
22
24
26
28
30
飽和水蒸気
量
(g/m³)
+
S点 (海抜0m)
13.6
15.4
17.3
19.4
21.8
24.4
27.2
30.4
空気の温度は, 雲ができていない状態では100m上昇するごとに1℃ずつ下が
る。
空気の温度は、雲ができると, 100m上昇するごとに0.5℃ずつ下がる。
空気の温度は, 100m 下降するごとに1℃ずつ上がる。
[ルール2]
[ルール3〕
1. 次の文章は, 空気が斜面に沿って上昇するとき, 温度が下がる理由を説明したものであ
る。 ( )にあてはまる語句を答えなさい。
空気が斜面に沿って上昇すると, そのまわりの気圧が( ① ) なって,空気が(②)
低く
するので, 気温が下がる。
2.P点から斜面に沿って上昇した空気の露点は何℃か。 18℃
3.P点から斜面に沿って上昇した空気が, 海抜1000mのQ点に到達したとき, この空気の湿
度は何%か。 小数第1位を四捨五入して, 整数で答えなさい。
89%
4. R点でできた雲をつくる粒は小さくほとんど落下しないが、 雨や雪になって落ちてくるこ
とがある場合は,それらの雲粒がどのようになった場合か。 「雲粒が」 という書き出しに続
けて,簡単に説明しなさい。雲粒がたがいにぶつかって合体するなどして大きく成長
した場合。
5.雨や雪をまとめて何というか。 降水
6. 山頂に達したときと、山頂をこえてS点にふき降りてきたときの空気の温度はそれぞれ
何℃か。
山頂10℃
こえた38