5 物質の状態変化を調べる実験について,次の各問に答えよ。
<実験1 > を行ったところ, <結果 1 > のようになった。
<実験1 >
(1) ポリエチレンの袋にエタノールを少量入れ, 中の
空気を追い出すようにして口をしばった。
(2) 図1のように、 この袋をバットの中に置いて 上
から熱湯をかけた。
<結果 1 >
図2のように、袋が大きくふくらんだ。
図1
ポリエチレンの袋
-9-
図2
次に,<実験2> を行ったところ, <結果2 > のようになった。
<実験2 >
(1) 図3のように, 水とエタノールの混合物を、沸
騰石とともに枝付きフラスコに入れ,ガスバー
ナーで加熱して, 1分ごとに温度を測定した。
(2) 加熱を始めてから3分後,6分後, 9分後・・・と,
3分ごとに, 氷水につけてある試験管をA~Eの
順で交換していき, 15分後に, ガラス管を試験管
Eから抜いてガスバーナーの火を消した。
<結果 2 >
図4は, (1)で1分ごとに温度を測定した結果をグ
ラフに表したものである。 また, (2)で試験管Aには
何も入っていなかったが, B~Eには液体がたまっ
ていた。
図3
図4
沸騰石
100
80
温 60
度
[℃] 40
20
20
0
次に,<実験3> を行ったところ, <結果3 > のようになった。
<実験3>
図5のように,<結果2>で4本の試験管B~Eにたまった液
体をそれぞれ脱脂綿につけ, マッチの炎を近づけた。
<結果 3 >
3本の試験管の液体には火がついたが,いずれか1本の試験管
の液体だけは, マッチの炎を近づけても火がつかなかった。
エタノール
3
温度計
混合物
氷水
熱湯
図 5
枝付きフラスコ
試験管 A
6
時間 [分]
蒸発皿
9
マッチ
バット
12
x
15
液体をつけた
脱脂綿