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化学変化について調べるために,次の実験(1),(2),(3)を順に行った。
(1) うすい塩酸を入れたビーカーに銅板と亜鉛板を入
れて、右の図のような装置をつくった。 この装置を.
導線で電子オルゴールにつないだところ, 電子オル
ゴールが鳴った。
(2)電子オルゴールを20分間鳴らし続けたあと, ビー
カー内の水溶液 20.0cm を試験管にとり, BTB溶液
を数滴加えた。この試験管に、うすい水酸化ナトリ
ウム水溶液を2.0cm 加えてよく混ぜ、 水溶液の色を
観察した。 2.0cmずつ加える操作をくり返したとこ
はっぽう
発泡
ポリスチレン
鋼板
えん
亜鉛板
電子オルゴール うすい塩酸
ろ,4回目で水溶液の色が緑色になった。下の表は、(2)の結果をまとめたものである。
(3)実験(2)と同様の装置で,電子オルゴールを10分間鳴らし続けたあと,ビーカー内の水溶
液 20.0cm を試験管にとり, BTB溶液を数滴加えた。この試験管に,実験(2)と同じ濃さ
のうすい水酸化ナトリウム水溶液を8.0cm 加えた。
うすい水酸化ナトリウム水溶液を加えた回数〔回目]
うすい塩酸の体積 [cm]
1 2
3
4 5 6
20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0
|加えたうすい水酸化ナトリウム水溶液の合計の体積 〔cm〕 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0
このことについて、 次の1,2,3,4の問いに答えなさい。
1 実験(1)で,電子オルゴールの音が鳴っているときの金属板の表面で起こっているようすとし
て正しく述べているものはどれか。
ア 亜鉛板の表面で, 水素が発生している。
イ亜鉛板の表面で、塩素が発生している。
銅板の表面で, 水素が発生している。
エ銅板の表面で, 塩素が発生している。
2 実験(2) 水溶液の色が緑色になったとき、試験管内に存在するイオンとして適当なものを,
次の中から2つ選びなさい。
ア H+
イ OH¯¯
ウ Na+
I C1-
3 実験(2) 中和が起こっているのは何回目の操作か。 あてはまるものをすべて書きなさい。
4 実験(3)の結果, 水溶液は何色になったか。