■採点基準
「二つの資料からは、」という書き出しに続けて書けていない場合は、
100点減点。
二段落構成でない場合や、600字に満たない場合は、各5点減点。
前段に、二つの資料から読み取ったことが書けていない場合は、10点
減点。
後段に、前段に書いたことを踏まえて、文字を手書きすることについ
ての自分の考えが書けていない場合は、10点減点。
原稿用紙の正しい使い方に従って書けていないところや誤字・脱字が
ある場合は、5点減点。
文体が常体(だ・である)または敬体(です・ます)のどちらかに統
一されていない場合は、5点減点。二二六
▼解説
資料Aから読み取れる内容は、解答例や別解で示したもののほか、「文
字を手書きする機会がある人は約七三%いる」「三割近くの人はあまり
文字を手書きしていない」などとしてもよい。この内容と、資料Bから
読み取れる、「文字を手書きする習慣を大切にすべきである」と考える
人が多いことを関連づけて書くとよい。 後段では、前段の内容を踏まえ、
多数派の「文字を手書きする習慣を大切にすべきである」という考え方
に対して自分が賛同するかどうかを考えると、書きやすいだろう。
ここが大事!
複数の資料を関連づけて読み取る統合
グラフなどの資料が二つ以上ある問題では、一
つだけを読み取るのではなく、それぞれから読み
取った内容を関連づけて考えることが必要である。
それぞれの資料から読み取れることを書き出し、
結びつけられる点を探してみよう。
●
●
00