[①]
実験1 純系の白個体と,純系の黒個体を交配させたところ。 生まれた個体はすべて黒個体だっ
た。
USI
実験1の結果から,白い体色が ③ の形質 黒い体色が④の形質であることがわかった。
実験2 実験1で生まれた個体どうしを自由に交配させたところ、白個体, 黒個体がともに生まれ,
その数の比から,体色はメンデルの分離の法則にしたがって遺伝することがわかった。
ぶんり
実験3 実験2で生まれた個体どうしを自由に交配させたところ、白個体,黒個体がともに生まれ、
その数の比は実験2と同じになった。
えいきょう
かんきょう
体色を決定する遺伝子は, 一個体の親が生める子の数に直接は影響しない。 しかし自然環境の
中では, ガがすむ森の樹皮の色が黒い場合には, 黒個体のほうが鳥に見つかりにくく, 白個体は
鳥に見つかりやすい。逆に,森の樹皮が白い場合には, 白個体のほうが鳥に見つかりにくく、黒
個体は鳥に見つかりやすい。 そのため体色を決定する遺伝子は, 鳥に食べられてしまう個体の数
に影響する。 鳥に食べられてしまった個体は次の世代の子を生むことができないので,結果とし
て体色を決定する遺伝子は,次の世代の子を生むことができる個体の数に影響をおよぼす。鳥に
食べられてしまった場合、 どのような影響が出るかを考えるために実験4~5を行った。
実験4 実験2で生まれた個体のうち, 黒個体をすべてとり除いた。 そののち, 白個体どうしを
きんいだ
自由に交配させた。
実験5 実験2で生まれた個体のうち, 白個体をすべてとり除いた。そののち, 黒個体どうしを自
由に交配させた。
2
つくりと