(3) 試験管A,Bを用意し,試験管Aには黒色の酸化銅 2.0g
と炭素粉末 0.15gをよく混ぜ合わせて入れ、 試験管Bには黒
色の酸化銅 2.0g と0.15gよりも少ない量の炭素粉末をよく
混ぜ合わせて入れた。 図18のように,試験管Aを加熱すると,
気体が発生して試験管Cの中の石灰水が白くにごった。 気体
の発生が終わったところでガラス管を石灰水からとり出し,
火を消して, ピンチコックでゴム管を閉じた。 その後、試験
管Bでも同様の実験を行った。
① 石灰水が白くにごったことから,発生した気体は二酸化炭素であることが分かる。この二酸
化炭素は, 酸化銅が炭素によって酸素をうばわれたときに発生した気体である。このように,
酸化物が酸素をうばわれる化学変化は一般に何とよばれるか。 その名称を書きなさい。
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② 気体の発生が終わった後の試験管Aには
銅1.6gだけが残っていた。 気体の発生が
終わった後の試験管Bに残った物質の質量
は1.7gで,試験管Bに残った物質には未
反応の酸化銅が混ざっていた。 このとき
試験管Bに残っていた未反応の酸化銅の質
量は何gか。 計算して答えなさい。 ただし,
酸化銅と炭素粉末の反応以外の反応は起こ
らないものとする。
-7-
図18
酸化銅と炭素
粉末の混合物
る酸素の質量
Satans
0.6
0.4
0.2
試験管 A
0
0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0
銅の質量(g)
ピンチコック
一ゴム管
・試験管 C
ガラス管
・石灰水