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ゃき ちろ
直接心情を表す部分から
『悲しかった」「..と思った」
など、具体的に心情を述べ
た部分をさがす。
内海隆一郎「お見舞い」
心情を読み即
ー Sの文を読んで、 下の問いに答えなさい。/e 1線1から 「お祖父ち ゃん」のどのような様子
入院した大好きなお抑父ちゃんは眠ったままである。八蔵
SA外が間内会にわぱ、 目をさますはずたと確信している
がわかるか。次から選んで記号で答えなさい。8点
ア 娘に回復ぶりを示している。
イ孫との名残を惜しんでいる。
ウ 娘に会えたと嬉しく思っている。
ェ 見舞いに来た孫に感謝している。[ イ]
口にあてはまる語を、次から選んで記号で答
べなさい。
ア はればれとした
ウさっぱりとした
の三器S艦るかた
4幅から
ことばに表れている気持ち
をつかむ。
リ
「ねえ、お祖父ちゃん、あたしよ」
すると、かすかに反応があった。騎がびくりと動
いたのだ。文子は娘しくなって、
「ねえ、お根父ちゃん、……起きて」
少し大きな声を出すと、また験が
動いて、わずかに目が開いた。そば
でママが、びっくりしたように吐息をついた。
「あら、日がさめたようだわ」
文子はすかさずお祖父ちゃんの目の前に顔を近づ
けて、もっと大きな声を出した。
「お根父ちゃん、あたし、分かる?
毛布が動いて、お祖父ちゃんがゆっくりと手を出
した。その手をとると、かさかさの骨はった指が思
いがけないほど強く握ってきた。同時に、ほとんど」
聞きとれないほどの声で言った。
「しずえ、……しずえ」
文子は、お祖父ちゃんの手を揺すった。
「あたし、文子よ。…分かんないの2」
ィ気乗りがしない
ェすっきりしない
表情,行動から
表情·行動の裏にある気持
ちを考える。
0背景·場面から
情景描写にも気持ちが暗示
されていることがあるので、
注意して読もう。
「パパ」が 線2のようになったのはなぜか。次
から選んで記号で答えなさい。
ア 姉のことを、もっと聞いておけばよかった
と後悔しているから。
ィ お祖父ちゃんがずっと抱えていた悲しみや
無念さを知ったから。
ウ 自分に死んだ姉がいることを、娘に話して
おこうと決意したから。
工 意識が戻らないお祖父ちゃんの様子から、
別れが近いと覚悟したから。
場面や時間の経過に従って
気持ちが変化していくこと
もある。文章を丁寧に読み、
登場人物の気持ちを正確に
おさえよう。
しかし、お預父ちゃんは、しきりに同じ言葉を株
り返した。やかて、その手の力が消えて、また醍り
に入ってしまった。お祖父ちゃんの口から出たのは、
女の人の名前らしい。しかし、とこのだれなのか、
ママも知らないそうだ
病院から帰宅したあとも、文子はなんとなく
思いだった。
o一線3とあるが、お祖父交ちゃんの「静江」に対
する思いの深さを、文子はどのようなことから感じ
たか。本文中から十字で抜き出せ。
場面を読み取る
o「登場人物」をつかむ
だれが出てくるか
中心となる人物や、人物
同士の関係もつかもう
>低
チK}
S
「しずえ、と確かに言ったのかい?」
そのことを話すと、パパは驚いたように聞き返し
た。目のまわりが赤くなっている。
「時」をつかむ
「時」は場面の雰囲気に
一線4の文子の気持ちを、次から選んで記号で
答えなさい。
「それは、……パパのお姉さんだよ」
影響を与える。
静江という名前のお姉さんは、およそ五十年前に、
空興で爆弾にやられて焼け死んだ。そのとき七歳だ
ア 今生きている孫の存在を伝えることで、死
んだ伯母のことを忘れさせてあげたい。
ィ戦争の恐怖におびえ続ける祖父の心の傷を
軽くするためにも、そばにいてあげたい。
ウ「しずえ」に対する不可解な思いが解けた今、
祖父をできる限り力づけてあげたい。
工 祖父に元気になってもらうために、自分の
元気をわけてあげたい
「ところ」をつかむ
どんなところに何があるか
だれの視点で描かれてい
るか、確かめよう
ったそうだ
「パパは戦争が終わって産まれたので、そのお姉さ
んを知らないんだ。……だけど、お祖父ちゃんの腕
のなかには、まだ生きつづけていたんだね」
が襲や爆弾については、文子にはよく分からなか」
った。しかし、お祖父ちゃんの胸のなかに生きてい
る静江という七成の女の子のことは、なんとなく親
しく感じられた
その子って、あたしの伯母さんなのね」
お祖父ちゃんの手にこめられた強い力を、ふいに
し
こんど握られたら、ちゃんと握り返してあげるわね。
展開図から考えよう
文子の声に祖父が反応する
嬉しくなる
祖父の口からは「しずえ」と
いう名前
2自分の声で祖父は目をさましてくれたが、知
らない名前で呼ばれたのである。
祖父が、自分に年の近かった伯母を感じてい
たことを理解したのである。
Ir文子よ」と揺する
死んだ伯母の話諸を聞く
一静江を口
こんどは強く握り返そう、と
■感じる