-
64-第Ⅲ部 問題演習編 (1.物理)
16 物体にはたらく力について調べるために、次の実験(1) (2) (3) (4)を順に行った。
実験(1) 図1のように,まさつのない水平な床の上
にばねを置き、片方の端を壁に固定して もう一
方の端にばねばかりをつないだ。 ばねばかりを引
きばねばかりの示す値とばねの長さの関係を調
べたところ、 図2のような結果が得られた。
実験(2) 実験(1)で使ったばねを、 図3のようにまさ
つのない水平な台の上にのせ、滑車と糸を使って
両端にそれぞれ同じ重さのおもりをつけて静止さ
せたところ、ばねの長さが15cmになった。
壁
20
15
ね
10
[cm]
5
長
70000000
0
0
0.2 0.4 0.6 0.8 10
ばねばねばかり
図1
ばねばかりの示す値[N]
図2
実験 (3) ばねばかり2本と糸を使って、図4のように物体を持ち上げた。 図
中のaとbは、物体につないだ糸を延長した線とばねばかりの間の角度を
示している。 aとbの大きさをともに等しいある角度にして、ばねばかり
この示す値を調べた。
実験(4) 実験 (3)の後、物体を持ち上げたまま、 常に角度と角度bが同じ値
★になるようにゆっくりと角度を大きくしていった。 この間, ばねばかりの
示す値を調べた。
このことについて、 次の1 2 3 4 の問いに答えなさい。
実験(1)でばねばかりが0.8N を示すとき, ばねの長さは何cmか。 14cm
実験(2)でおもり1個の重さは何Nか。IN
次の図は, 実験(3) において, 2本のばねばかりを用いて結び目に加えた
も
滑車
糸
[7000000
おもり ○
台
図3
物体につないだ糸を
延長した線
a
糸 糸
糸
・結び目
物体
図 4
力を矢印で表したものである。 この二つの力の合力を,図に矢印でかきなさい。 また, 物体の重
さは何Nか。 ただし, 図の方眼の1目盛りを0.1Nとする。
糸
糸
0.64
糸
結び目
次の文章は,実験(4) における, 2本のばねばかりの示す
値と2本のばねばかりが加えた力の合力について述べた
ものである。 ①,②に当てはまる語句の正しい組み合わ
せはどれか。
①
2
ア 大きくなった
イ
大きくなった
大きくなった
変わらなかった
りの示す値がしだいに (1)。このとき、2本のばねば
イ
かりが加えた力の合力の大きさは(②)。
角度と角度が大きくなるにつれて2本のばねばか
ウ
小さくなった
小さくなった
エ 小さくなった
変わらなかった