【実験4】 図Vのように, 実験2で使った
力学台車の上に棒磁石のN極が力学台車
の進行方向に向くように固定し,さらに
おもりをのせて, 質量が2.4kgになるよ
うにした。図Vのようなコイルに発光ダ
イオードを接続したものを用意し,図V
の力学台車がコイルの内部をなめらかに
通過できるように,図Ⅲの点Bと点Cの
間の点Mに固定した。図Iのように,力
学台車を点Aに置き,静かに手をはなし
たところ,棒磁石を固定した力学台車
がコイル内部を通過するときに発光ダイ
オードが一瞬点灯した。また, 力学台車
が当たって(i)アクリル板が移動した
距離は,実験3で点Aから質量が2.4kg
の力学台車をはなしたときの結果である6cm
よりも短かった。
(8) 図 Iは,実験4の点Aから点Mまでの力学
台車の位置エネルギーの変化をグラフに表し
たものである。 このとき, 点Aから点Mまで
の台車の運動エネルギーの変化を示すグラフ
を図区にかきなさい。
(9) 次の文は,実験4についての谷さんの考察
図V
図I
発光ダイオード
棒磁石
N極
コイル
-おもり
図I
発光ダイオード
コイルー
アクリル板
本
M
図I
図区
0
A
B
M
A
B
M
位置
位置
に入れるのに適している語をそれぞれ書きなさい。
である。文中の
【谷さんの考察2】
棒磁石を固定した力学台車がコイルを通過するとき, コイルの中の磁界が変化する。すると, コ
イルに電圧が生じ, コイルに電流が流れ, 発光ダイオードが光る。 この現象を
実験4で,下線部(ii) のようになったのは, アクリル板を移動させた力学台車がもつ力学的エ
ネルギーの一部がコイルを通過することで
る直前に質量2.4kg の力学台車がもつ力学的エネルギーが実験3のときよりも実験4のときのほう
が小さくなったからだと考えられる。
g)
という。
エネルギーに変わったため,アクリル板に当た
運動エネルギー
D
B
位置エネルギー