図1は、一辺10cmの立方体の形をした質量400gの木片を水に浮れたときのようすで
ある。図2は、一辺10cmの立方体の形をした質量15kgの金属片をばねばかりにつるし、水
面から立方体の底面までの距離が11cmになるまで1cmずつ沈めていき、そのときのばね
ばかりの値を調べているようすである。 図2の実験の結果は、表のようになった。 水の密度は
1.0g/cm²とすること、糸の重さや体積は無視できるものとして、 次の問いに答えよ。
図1
図2
~400g
15kg 11.
cm
水
水
表
水面から金属片の底面まで
0 1 2- 3 4 5 6 7 8 9 10 11.
難
[cm]
ばねばかりの目もりの値[N] 150 149 148 147 146 145 144 143 142 141 140 a
(1) 木片が水に浮かぶのは、物体Aに上向きの力が加わるからである。この力を何というか、
答えよ。
(2) 図1の木片の水面より上に出ている部分の長さは何cmだと考えられるか、答えよ。
(3)図1の木片に下向きの力を加えて、木片を完全に水中に沈めるために必要な力は何N
か、答えよ。
(4) 図1の水を食塩水 (この食塩水の密度は1.2g/cm²とする) に変えて同じように実験
した。このとき、木片に下向きの力を加えて、木片を完全に水中に沈めるために必要な力
は何Nか、答えよ。
(5) ①表のaの値を答えよ。
②図2のときのように、水面から金属片の底面までの距離が11cmのときの、金属片
にはたらく (1) は何Nが、答えよ。
(6)図2の金属片を液体の水銀やエタノールの中に入れたとき、金属片はどうなるか。 次の
ア~エのうち適切なものを一つ選び、 記号で答えよ。 なお水銀の密度は 13.55g/cm²
とし、エタノールの密度は0.79g/cm²とする。
ア. 金属片は、水銀に浮くが、 エタノールに沈む。
イ. 金属片は、水銀に沈むが、 エタノールに浮く。
ウ. 金属片は、水銀にもエタノールにも沈む。
金属片は、水銀にもエタノールにも浮く。