ここ数年、男女の役割などに対
する無意識の偏見や思い込み「ア
T|ンコンシャス。パイアス」が注目
商 されている。実態や対処法を学ぶ
研修を取り入れる企業も多いよう
だ》専門家によると、思い込み自体に問題
はなく言動に注意がいるという。子育てし
ながら職場復帰は大変だろう、育児休業の
申請をする男性は昇格に興味がないだろう
と勝手に決めつけて動き、相手を傷つけた
り、キャリアに影響を与えたりずることが
あるからだくこちらも無意識だったのか
広島県が先月、仕事と暮らしの両立支援制
度をまとめたハンドプックをツイッターで
宣伝したところ数千件の批判が殺到した
タイトルに使った「よくばり」が波紋を広
げた。「子育てしながら働くのが欲張りな一
のか」と。働く母親の心構えとして同僚や
上司、夫らへの気遣いを促す記述に「母親
の罪悪感をあおっている」。あまりの反響
に担当が釈明に追われた>職場や家庭から
は、古い価値観がなかなか消えない。約1
万人を対象にした内閣府の調査では、7割
超が性別による無意識な思い込みが自分に
はあると回答している。「男性は仕事をし
て家計を支えるべきだ」が上位に入り、年一
齢層が高いほど割合も多いマ子どもの頃
「男子厨房に入らず」と祖母に言われた筆
者も洗い物で日々台所に立っている。一つ
一つ変えていきたい。
2021.2.8