第3章 実戦編
⑥ 実験室の湿度について調べるために、次の②の手順で実験を行った。この実験に関して、下の(1),(2)
に答えなさい。ただし、下の表は気温ごとの飽和水蒸気量を示している。また, コップの水温とコップに接
している空気の温度は等しいものとし、実験室内の湿度は均一で, 実験室内の空気の体積は200m²である
①5分 〈新潟
ものとする。
① ある日,気温20℃の実験室で,金属製のコップにくみおきした水を3分の1くらい入れ,
水温を測定したところ, 実験室の気温と同じであった。
② 右の図のように, ビーカーに入れた 0℃の氷水を, 金属製のコップに少し加え, ガラス棒で
かき混ぜて水温を下げる操作を行った。 この操作をくり返し, コップの表面に水滴がかすか
につきはじめたとき, 水温を測定したところ, 4℃であった。
気温〔℃〕
| 飽和水蒸気量 [g/m²]
0
4.8
2
5.6
4
6.4
6
8
7.3 8.3
.
10
9.4
20
16
13.6
14
12
12.1
10.7
温度計
ガラス棒
ビーカー
氷水
金属製の
コップ
18
20
22
15.4 17.3 19.4
24
21.8
(1) ② について,次の ①,②に答えよ。
① コップの表面に水滴がかすかにつき くもりができたときの温度を何というか。その用語を書け。
② この実験室の湿度は何%か。 小数第1位を四捨五入して求めよ。
□ (2)の実験室で,水を水蒸気に変えて放出する加湿器を運転したところ, 室温は20℃のままで, 湿度
が60%になった。 このとき, 加湿器から実験室内の空気 200m 中に放出された水蒸気量は, およそ何g
か。 最も適当なものを、次のア~オから1つ選び、その記号を書け。
ア 400g イ 800g ウ 1040g エ 1600gオ 2080g