るようなすぐれた研究者の判断に任せる姿勢が大切で
あると思います。
私たちは教科書や専門書に書かれていることは正し
いと信じてしまいがちですが、科学の仮説は長い時間
の中で批判に耐え、適応度を上げていくものです。 こ
のように、科学の知見は不動の真理でないことを理解
した上で、科学に接していく必要があると思います。
分
四 次の漢文(書き下し文)を読んで、あとのから四までの問いに答
えなさい。(本文の の左側は現代語訳です。)
オ (Eさん)
I
皆悪ぢ とあるが、虞との人がそのような気持ちにな
として最み
せいはくひそか
西伯陰に善を行ふ。諸侯皆来たって平らぎを決す。 是に於
人知れず
公平な解決をつけて
もらった
周辺の国
の君主が
あた
すなは
いて虞の人、獄有りて決すること能はず。乃ち周に如く。
訴訟が起きて裁決がつかなかった そこで周へ行った
さかひ
界に入るに、耕す者皆畔を譲り、民の俗は皆長に譲る。 虞・
国境
人々の風習は年長者を
尊重するものであった
の人、未だ西伯を見ざるに、皆相謂ひて曰はく、「吾が
恥じて互いに言うことには
争ふ所は、周人の恥づる所なり。 何ぞ往くことを為さんや、
どうして (西伯のところへ)
行く必要があろうか
2 まこと はち
つひかへ
とも
紙に辱を取らんのみ。」と。遂に還り倶に
去る。
そのまま引き
返し
諸侯之を聞きて曰はく、「西伯は蓋し受命の君なり。」と。
思うに天から使命を
受けた君主である
( 『史記』による)
(注)
中国の周王朝の基礎をつくった人物。 西方の諸侯の長。
=ともに、中国古代の国名。
=田んぼの中の小道。
〇〇〇
いま
西
たひ
しう
ここ
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愛知県 A '20年国語 問題 (7)