6 水に電流を流したときの変化について調べるため,次の実験を行った。これをもとに,以
下の各問に答えなさい。 ただし, この実験で用いた手回し発電機は, ハンドルを一定方向に
回すと一定方向に電流が流れ, 回す向きを逆にすると電流の向きも逆になる。
実験Ⅰ 図のように, うすい水酸化ナトリウム
水溶液を満たした電気分解装置に,手回
し発電機を接続した。 この手回し発電機
のハンドルを右に回し続けたところ,電
極A, B から泡が発生し, 電極A側の筒
には3cm,電極B側の筒には6cm3の
気体がたまった。
実験ⅡⅠ 実験Iの手回し発電機をしばらく逆向
きに回し、実験Iで気体がたまった状態
から,さらに気体を発生させた。電極A側の筒には7cm,電極B側の筒には8cm²
の気体がたまったところで, 発電機のハンドルを回すのをやめた。
次に, 点火装置で電極A側にたまった気体に点火したところ, 爆発的に反応して筒
の中に気体が残った。
問1
この実験で、純粋な水ではなく水酸化ナトリウム水溶液を用いたのはなぜか, その理
由を簡単に書きなさい。
問2 実験Iで,電極Bから発生した気体は空気より密度が小さかった。 この気体と同じ種
類の気体を発生させる方法を,次のア~エから1つ選び, その符号を書きなさい。
ア 炭酸水素ナトリウムを加熱する。
水酸化ナトリウム水溶液
]]
L
B
イ亜鉛にうすい塩酸を加える。
ウ二酸化マンガンにうすい過酸化水素水を加える。
エ 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの混合物を加熱する。
問3 水が電気分解されたときの反応を、化学反応式で書きなさい。
4実験ⅡIで, 反応後の電極A側の筒に残った気体は何か, 書きなさい。
また、その体積は何cm3 か, 求めなさい。
手回し発電機
2:1=3
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