被子植物の受粉と受精のしくみについて調べるために, ホウセンカの花粉を用いて観察
1 を行った。下の内は、その観察の手順と結果である。
【手順】
図のように,スライドガラスの上に ショ糖水溶液
を落とし、その上に花粉をまく。 次に 水を張った
ペトリ皿に入れた割りばしの上にスライドガラスを置
き ふたをする。
倍率を100倍に調整した顕微鏡で一定時間ごとに試
料を観察し、そのようすをスケッチする。 10分後のス
ケッチが終わったら、酢酸カーミン液で染色し, 染色
されたものをスケッチにかき加える。
【結果】
時間
スケッチ
0.5分後
5 分後
花粉
筆
問2 下線部②の操作を行う理由を、簡潔に書け。
水
割りばし
ショ糖水溶液
花粉をまく。
10分後
ふた
ペトリ皿
**cepe
染色された
もの
〈気づいたこと〉
花粉からは管のようなものがのびていった。
10分後ののびた管の中には、酢酸カーミン液で染色されたものが見
られた。
ご入)
e
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問1 下線部①で, ショ糖水溶液を用いた理由を、 次の1~4から1つ選び, 番号を書け。
1 花粉をまく部分を殺菌するため。
2 花粉を脱色するため。
3 柱頭に似た条件にするため。
4 花粉の位置を固定するため。
問3 下の 内は,観察後,被子植物の受精について, 観察結果をもとに生徒が調べた内
容の一部である。文中の (X), (Y) に, それぞれ適切な語句を入れよ。
酢酸カーミン液で染色されたものは (X) の核である。 受粉すると, 花粉から胚珠まで花
粉管がのびていき, その中を (X) が移動していく。 やがて胚珠の中の卵細胞の核と (X) の
核が受精すると受精卵ができ、受精卵は分裂して (Y)になり, (Y) を含む胚珠全体が種子
になる。