先生図4はスピーカーの断面の模式図です。スピーカーは磁
石とコイルを組み合わせてできていて、コイルに電流が流
れると,固定されている磁石の磁界から力を受けたコイル
が動き,コイルとつながった振動板が振動することで音が
発生します。電流が磁界から受ける力について, 実験をし
ましょう。
磁石
長動友
コイル
電流
図4
先生図1で使ったコイルと, U字型磁石を
使って,図5のような装置を組み立てま
した。電流を流すと, コイルはどうなり
ましたか。
電源装置
Nさん
電流を流すと,コイルは図5のAの
方向に動きました。
先生装置の条件を変えるとコイルの動き
がどうなるか考えてみましょう。
スイッチ
コイル
抵抗器
B
A
U字形磁石
図5
問3 スピーカーのように, 電流が磁界から受ける力を利用しているものとして最も適切なものを,次
のア~エの中から一つ選び, その記号を書きなさい。(4点)
ア 蛍光灯
イ 電熱器
ウ モーター
エ 発光ダイォード
問4 会話文中の下線部(2)のときの電流の向きや磁石のN極とS極の位置を,次の①~③のように変え
て電流を流すと, コイルはどの方向に動きますか。それぞれ図5の A, Bのいずれかから選び,そ
の記号を書きなさい。(3点)
1
コイルに流れる電流の向きを逆向きにし,磁石の N 極とS極の位置は変えずに電流を流す。
コイルに流れる電流の向きは変えずに, 磁石のN極と S極の位置を入れかえて電流を流す。
コイルに流れる電流の向きを逆向きにし, 磁石のN 極とS極の位置を入れかえて電流を流す。
(3
問5 図6は,図5の抵抗の大きさを変えて実験を行う
ときの回路図の一部です。 図6のように抵抗が59と
102の抵抗器を1つずつ用意したとき, 抵抗器を1
つ,または2つ使ってコイルの動く幅が最も大きく
なるようにするには, どのようにつなげばいいです
か。解答欄の図に導線をかき加えて, 回路図を完成
させなさい。ただし, r はコイルを表して
いて, 導線は(*)につなぐこととします。 なお, 回路
図をかくときは, 定規を用いる必要はありません。
52
102
図6
(4点)
(以上で問題は終わりです。)