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クルックス管は内部の気圧を非常 図1
陰極線
に低くしてある放電管である。 3種類のクルッ
クス管の電極a, bをそれぞれ誘導コイルの一
極,+極につないだ。
〈 山梨改〉
[1]図1の管のab間に大きな電圧を加えると,
蛍光板に直線状の明るい線が見えた。
[2] 図2の管のab間に大きな電圧を加えると,
電極につけた十字形の金属板の後方のガラスに
金属板の影ができた。 次に,電極aを+極側に,
bを一極側につなぎ変えて電圧を加えると, 金
属板の影は見られなかった。
[3] 図3の管のab間に大きな電圧を加えると, ヘ
蛍光板に直線状の明るい線が見えた。 次に, 電
極c, dのcを+極側, dを一極側として別の
電源から電圧を加えると, 明るい線が電極c側に曲がった。
誘導
コイル
a
図3
直流
電流へ
一極
v
十字形の金属板、
図2
a
a
誘導極
コイル
40 CO
蛍光板
誘導
コイル 一極
+極
ー極
+極
影
b
+極
蛍光板
+極
(1) 気圧を低くした空間で起こる放電を何といいますか。
(2) 次の文の(①), (②)に当てはまる記号を書きなさい。
[1] と [2] から,クルックス管の(①) 極から(②) 極へ向かって、何か
がまっすぐ進んでいることがわかる。 これを陰極線という。
(3) 記述 [3] の結果からわかることを書きなさい。
(4) 陰極線をつくる粒子を何といいますか。
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(1
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