【11】 下の図は, 日本海側のP点(海抜 Om) で水蒸気をふくんだ 30℃
温度と飽和水蒸気量の関係
の空気のかたまりが, 海抜 1200m のR点で雲をつくり, その後,
2800m の山頂をこえるまで雨を降らせて, 太平洋側のS点(海抜 0m)
温度
飽和水蒸気量
温度
飽和水蒸気量
[g/m]
に乾燥した空気がふき降りたことを表す模式図である。 この図と
下に示した空気の上昇 下降と温度変化の関係のルールを読んで,
[eu3)
4.8
13.6
0
91
18
次の問いに答えなさい。 また, 必要に応じて, 温度と飽和水蒸気量
15.4
る
9°9
6.4
17.3
の関係を表した右の表を利用しなさい。
07
7.3
22
19.4
9
8.3
24
21.8
8
9,4
24.4
OI
97
12
10.7
28
27.2
12.1
30.4
A S4
14
08
山頂
(海抜2800m)
30℃の空気の、
かたまり
R点(海抜1200m)
Q点(海抜1000m)
S点(海抜0m)
P点(海抜0m)
[ルール1]
空気の温度は, 雲ができていない状態では 100m 上昇するごとに1℃ずつ下がる。
[ルール2]
空気の温度は,雲ができると, 100m上昇するごとに0.5℃ずつ下がる。
[ルール3]
空気の温度は, 100m 下降するごとに1℃ずっ上がる。
1.次の文章は, 空気が斜面に沿って上昇するとき, 温度が下がる理由を説明したものである。( )にあてはまる語
句を答えなさい。
空気が斜面に沿って上昇すると, そのまわりの気圧が( ① )なって, 空気が( ② )するので, 気温が下が
2. P点から斜面に沿って上昇した空気の露点は何℃か。
3. P点から斜面に沿って上昇した空気が, 海抜 10000のQ点に到達したとき, この空気の湿度は何%か。 小数第1
位を四捨五入して, 整数で答えなさい。
4. R点でできた雲をつくる粒は小さくほとんど落下しないが, 雨や雪になって落ちてくることがある場合は, それ
らの雲粒がどのようになった場合か。 「雲粒が」という書き出しに続けて, 簡単に説明しなさい。
5. 雨や雪をまとめて何というか。
6. 山頂に達したときと, 山頂をこえてS点にふき降りてきたときの空気の温度はそれぞれ何℃か。