六
ある中学校では、災害時のボランティア活動についての調べ学習をしている。次の会話は、AさんとBさんが、災害ボラン
ティアに参加したことのあるYさんのところに取材に行ったときの様子である。 よく読んで、あとの、口に答えなさい。
Aさん
はじめまして。私たちは、○○中学校三年のAとBと申します。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして。Yです。 なんでも聞いてくださいね。
Yさん
Aさん
先日、全校生徒を対象に、「災害ボランティアに参加したいですか」というアンケートを実施しました。 「参加
したい」と肯定的に回答した人は四割強でした。しかし「ぜひしてみたい」という人の割合は「できればしてみ
たい」という人の割合を下回っていました。
Bさん
Yさん
そして「したくない」という否定的な回答がおよそ一割、「分からない」と回答した人がほぼ半数だったのです。
「分からない」という回答には、何をしたらいいかわからないとか、どのように参加したらいいかわからないと
いう人も含まれているんじゃないかな?
Aさん
そうだと思います。 Yさんは実際にどのようにボランティアに参加されているのですか?
Yさん
まずはインターネットで被災地の情報を収集することから始めます。 電話での問い合わせは、殺到すると現地
に迷惑をかけることになるので、しません。 収集した情報を見て、自分にできそうか、日程的に行けそうかなど
を考え、行けると判断したら現地のボランティアセンターに連絡します。現地では基本的にボランティアセンター
の指示に従って行動しますので、何をしたらいいか、自分で判断しなくても大丈夫です。
Bさん
自分にできそうであれば行く、という姿勢でいいんですね。 では、実際に現地に行く際に気をつけることはあ
りますか?
Yさん
現地の方に迷惑をかけないようにすることですね。 具体的には、食事や宿泊場所を確保してからいくこと、緊
急車両の妨げにならないように車で行かないこと、自分が体調を崩して迷惑をかけないように無理はしないこと
などですね。あとは笑顔を忘れず、現地の方のお話をよく聞くことも大切です。
Aさん
なるほど。私は今まで災害ボランティアに参加したことはありませんでしたが、Yさんのお話を伺って、私も
災害ボランティアについて具体的にイメージすることができました。 貴重なお話をありがとうございます。
私でもできるかもしれないと感じました。 人から実体験を聞くのは大切なのですね。
Bさん
- 次の1~4の中に、AさんとBさんが「アンケート」の結果をもとに作成したグラフが一つある。 会話文の内容を踏まえて、
AさんとBさんが作成したグラフを選び、 記号で答えなさい。
災害ボランティアに参加したいですか
ぜひしてみたい
¥ 18.4%
できればしてみ
37.2%
33.9% 88 したくない
■分からない
10.5%×
災害ボランティアに参加したいですか
ぜひしてみたい
28.7%
できればしてみたい
40.5%
8888 したくない
分からない
21.0%
9.8%>
災害ボランティアに参加したいですか
ぜひしてみたい
20.1%
できればしてみたい
48.8%
分からない
21.8% したくない
¥ 9.3%
災害ボランティアに参加したいですか
ぜひしてみたい
15.3%
できればしてみたい
したくない
分からない
45.6%
20.3%
:18.8%:
Bさんの最後の発言の内容を踏まえて、「人から実体験を聞く」ことの大切さについて、自分の体験に触れながら、 次の注意に
従って文章を書きなさい。
○名前は書かずに、1行目から本文を書くこと。
○ 原稿用紙の使い方に従って、8行以上12行以内で書くこと。
○段落は、内容にふさわしく適切に設けること。
○読み返して、いくらか付け加えたり削ったりしてもよい。
国 9
山口21
21