ほくりく
北陸地方の産業と水との関係
はってん
ように生かしながら発展してきたのでしょうか。
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北陸地方は世界有数の多雪地域です。 冬の間、
積雪によって農業生産ができないため, 北陸地
さか
つて副業が盛んで, それが産業となって発達しま
き
さばえ
めがね
漆器, 鯖江市の眼鏡フレームなど,多くの産業が
として地域の経済を支えています。また,京の
か が はん
かなざわ
重視した加賀藩の城下町であった金沢市では,
の伝統文化が人々の暮らしにとけ込み, 和菓子
とうじき
くたにやき
中にも生きています。 陶磁器の九谷焼,加賀
工や化学
って盛ん
ていま
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産も盛んで,現在でも伝統的工芸品として受
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して
かか
を抱えていますが、 新しい製品の開発や産地
機械工
こうけいしゃ
近年は,どの産業も後継者の不足や海外製品 10
新しい方向を探る動きもみられます。
しげん
地域の豊富な水資源による発電や工業用水
在でも
とやま
富山市の周辺ではアルミニウム加
米
が、