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次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。 中学三年生の部は、テニス部の部長をしていたが、途中入部してきた幼なじみの太に 代選手の最後の大会に出ることができなくなった。 太の父で、レ ストランのシェフをしている。 「努力してきたことが、必ずしも報われるということはないんですね」 早苗はため息とともに、空虚なまなざしを足元に落とした。 がまた集まってきて、少しずつ行儀のいい列を成し始めている。 「早苗ちゃんはテニス、楽しんでた?」 「..... 最近じゃ、全然楽しくなくて、部活が憂響です。 あんなに好きだったの に嫌いになんか、なりたくなかったのに。嫌になってしまったのかもしれま せん」 拳が軋む。薄い皮膚が突っ張って、 関節のところから裂けていきそうだ。 どっちのことをいっているのだろう、と登磨は淡く検討する。 あるいは「どっち」ばかりではなく、それには自分自身も含まれるのだろう お茶を口にした登磨は、太ももに肘を乗せて前屈みになる。 首のところをつ まんだペットボトルの中で、 わかば色の液体が揺れる。 「つまりは負けたから嫌いになって、勝ってるうちは好きでいるってことか。 勝ち負けって影響力すごいね。ところがどっこい幸いなことに、勝ち負けを重 視する部活はそろそろ終わる。 終わるんだからもう誰かと競うこともない。 こっからは自由だってこと。 やりたくなったらやればいいし、やりたくなかっ たらやんなくていいわけ」 早苗は、顔を上げて目を丸くして登磨を見る。 「休めば、また向き合えるようになるよ」 「なりません!」 早苗が強く否定した。 磨は眉を上げる。 【君、否定する声は大きいんだね」 が目の周りを赤くにじませる。 店長さんには分かりませんよ。挫折なんてしたことないですよね」 「分かんないよ、テニスはやったことないから」 早苗が、意表を突かれた顔で登を見た。 目の周りの赤みが一 料理で、ですよ RECO 問一 一部a、bの漢字の読み方を、ひらがなで書 問二~~~~~~~~部「未熟」と、熟語の構成が同じものを、次のア~オから一つ選 び、記号で答えなさい。 早春 閉会 寒冷 ア イ 無力 腹痛 問三 部1の表現には、どのような効果がありますか。 最も適切なもの を 次のア~エから一つ選び、記号で答えなさい。 ア お節介を続ける登磨に対する早苗のいら立ちの思いを表す効果。 イ テニスの試合に出られないという早苗の悩みの深さを表す効果。 ウ辛さを必死に我慢しようとする早苗の苦しい気持ちを表す効果。 エ苦しみを理解してほしいという早苗の真剣な気持ちを表す効果。 問四 どのようなことを否定したのですか。その内 部2とありますが、 容を次のような形で説明したとき、Ⅰ~Ⅲに入る最も適切な言 葉を、本文中からそれぞれ五字以内で抜き出して書きなさい。 "をはっきりさせることにとらわれない Ⅱ な環境になれ ば、テニスに再び ということ。 問五 一部3とありますが、早苗はなぜこのような顔をしたのですか。 そ の理由を、次の二つの言葉を使って、「~のに、~」 の形で、四十五字以 内で書きなさい。なお、二つの言葉は、どのような順序で使ってもかまい ません。 料理 テニス 問六 部4とありますが、このときの早苗の様子を、次のような形で説 明したとき、 口に入る最も適切な言葉を、あとのア~エから一つ選 び、記号で答えなさい。 登磨の言葉が、自分の悩みの □ように感じている。 ア核心をついている ウ裏をかいている 1 H じょうてん なさい イ片棒をかついでいる エ焦点をしぼっている

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国語 ▸ 読解の問題 画像は全て物語の文章です. 画像が計3つしか載せられないようなので、問はこちらに書きます. ▸ 棒線➂【自分がおもいちがいをしていたことに気づいた。】とありますが、「私」が気づいたことを次のようにまとめるとき、空欄にあてはまる内容を、 指導 ... 続きを読む

いしがき むかい S 次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。 (26点) ごとう 「私」(ナズナ)は長崎県五島列島に住む中学二年生で、合唱部に所属している。 合唱部はもともと 女子部員しかいなかったが、新任の柏木ユリ先生を目当てに男子部員が大勢入部した。しかし、男 子部員の練習態度が真剣ではないことから、女子部員との間に亀裂が生じている。合唱部は、音楽コ ンクール(コン) の自由曲として、柏木先生が作曲し生徒が作詞したオリジナル曲を歌うことになっ た。ある日の練習で、部長の辻エリが男子部員の練習態度をとがめ、 いさかいとなった。雨が降る中、 気持ちを落ち着かせるために外に飛び出した辻エリは、ずぶぬれになって風邪をひいてしまった。 辻エリは風邪を長びかせて欠席がつづいていた。電話で話をすると、勉強の遅れと、合唱部の練習を 心配していた。彼女は相撲取りのような声になっており、歌う側ではなく、指揮担当でよかったと話を する。 彼女がいない間、部長の仕事は私が引き受けることになった。 ある日の昼休み、私は先生のところを訪ねて放課後の課題を聞いた。つまり練習の方針である。その 際、先生がデスクの引き出しを開けたのだが、なかにはファンシーなグッズがたくさんつまっていてお どろいた。しかしそのことはどうでもよくて、先生は引き出しから課題曲『手紙』の楽譜のコピーを取 り出して私に差し出したのである。 ひび 楽譜のところどころに「ここは霧の中をあるくように濁った声を」とか「口の中をひろげて響きを逃 がせ!」とか「自分のなかで祈りながら歌え」などと大量に書きこんであった。辻エリの文字だ。 「部長のお見舞いに行ってきて、ついでに楽譜をコピーさせてもらったんだ。あいつ、大量のメモ書き をしてた。 これを参考にしながら当面はやっていこう」 さらに、自由曲の作詞の件で話をされる。 全員に課した作詞の宿題は、半数以上が未提出だという。 「提出されたなかから、使えそうなフレーズを抜き出してたんだけど・・・。 でも、ちょっとこれを見て 「欲しい」 ノートのページをやぶったものを柏木先生は見せてくれる。 ちいさくて自信のなさそうな文字がなら んでいた。消しゴムで何度も消されたような跡もある。男子の文字だろう。その汚さから推測した。 一読して、私は先生を見る。 柏木先生は机に頬杖をついて窓の外に目をむけていた。 「損した気分です。 最初からこいつに歌詞ばたのめばよかった」 「ナズナが骨格をかんがえて、桑原が肉付けしたって感じだな」 私は職員室を出て、桑原サトルをさがしてあるいた。 彼が仕上げた歌詞を自由曲に採用するのだとい うことを報告するためだ。 しかし教室にも図書室にも彼はいない。外だろうか? たまに男子がほんや りしている校庭のソテツのところに行ってみる。すると、男子の集団が運動場の端っこを海の方角にむ かってあるいているのが見えた。合唱部の男子部員たちだ。彼らにすこし遅れて、ひときわ背丈の低い 桑原サトルの姿があった。いつものようにうつむいてあるいている。 もしや、と私はぴんとくる。彼は海辺に連れて行かれて、いじめられるのではないか。そのような連 想をしたのは、彼らのなかでいつも桑原サトルだけが浮いていたからだ。ひとりだけ真面目に練習をし ていたから、いけすかないやつだとおもわれたのではないか。事実を確認するため、私はこっそりと後 をつけることにする。 すなはま うちの中学校は正面に石垣を持ち、裏側が海に面している。といっても砂浜のような気持ちのいい場 所ではなく、ごつごつした岩場の海岸だった。運動場を抜けて、岩場におりる階段へと男子の集団が消 える。 私は頭を低くして、彼らを見下ろせる場所まで移動した。 向井ケイスケ、三田村リクが、岩場の縁に 桑原サトルを立たせている。背後は海という場所に桑原サトルは追い詰められたような格好だ。 二年生、 一年生の男子の集団が桑原サトルを囲む。 一人対六人の図だ。 絶対的ピンチの状況である。 曇り空の下で、灰色の海がごうごうと音をたてていた。岩にうちつけられた波が、白い泡をちらす。 私は次第にこわくなってくる。 今すぐに飛びだして声をかけるべきなんじゃないか。 しかし、彼らのお

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