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III 身のまわりの物質に関する次の問いに答えなさい。
Sさんは,水溶液の性質について調べるために, (a)~ (c) の手順で次の実験を行った。
<実験の手順>
図1
107g
(a) 質量パーセント濃度10%の食塩水150.0gをビーカーに入れ,
図1のように加熱し、沸騰させた。
(b) 加熱をやめて, 10℃までゆっくり冷やしてからビーカー内の物
質の質量を測定すると, 加熱前のビーカー内の物質の質量と比べ
て 107.0g 減少していた。
5g
43
10
(c) ビーカー内の物質をろ過し、固体の質量を測定すると, 5.0g で
あった。 なお, 加熱前と10℃まで冷やしたときのビーカー内の
物質の質量の差はすべて発生した水蒸気の質量とする。
43
(1) この実験のように, 水溶液から固体を取り出す操作を何というか,
漢字で書きなさい。
Nacl
(2) 表1は,さまざまな物質がどのように 表 1
できているかをまとめたものである。 実
験で用いた食塩(塩化ナトリウム)は,表
1のどの分類に区別することができるか。
適切なものを、表1のA~D から1つ選
んで,その符号を書きなさい。
(3) 実験で用いた食塩水(塩化ナトリウム水溶液) について説明した文として適切なものを、次のア~エか
らすべて選んで, その符号を書きなさい。
ア 食塩をとかす前の水 (精製水) と食塩水に電圧を加え, 電流の流れやすさを比べると、 食塩水の方が
電流が流れにくい。
イ 食塩水を加熱して水を蒸発させると, 食塩の結晶が現れる。
ウ 手順(a)が終わった後の食塩水の質量は,とかす前の食塩の質量よりも小さくなる。
O工食塩水にフェノールフタレイン溶液を加えても,水溶液の色は無色のままである。
(4) Sさんは,実験で用いた質量パーセント濃度10%の食塩水を用意するために,食塩 50.0gに水 200.0g
を加えて食塩水をつくったところ、目的の濃度とは異なることがわかった。 目的の濃度にするためには,
水をあと何g加えればよいか, 求めなさい。
(5) 実験における, 加熱前の食塩水の質量パーセント濃度を x 〔%〕, 10℃まで冷やしたときのビーカー
内の食塩水の質量パーセント濃度をy 〔%〕, ろ過後の食塩水の質量パーセント濃度を 〔%〕 とする。
これらの割合の大小関係はどのようになるか。 適切なものを、次のア~カから1つ選んで, その符号を
書きなさい。
1種類の原子から
できている
2種類以上の原子から
できている
100
43
A
スタンド
C
ー 温度計
食塩水
分子をつくる 分子をつくらない
・沸騰石
B
D
アx>y>ぇ
1 x<y<z
ウ x >y=z エx<y=z
x=y<z
x=y=z
(6) 実験より, 10℃の水100g に食塩は何gまでとけることができると考えられるか, 四捨五入して整数
で求めなさい。