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2 次の観察について,あとの問いに 図1
答えなさい。
〈大分改〉 A
【観察1】 図1中のがけ Xの露頭
を次の①~⑤について調べた。
① 露頭全体を観察し, 地層の重
なり, かたむきを観察した。
②それぞれの層の厚さ, 色, 粒
の並び方や大きさを観察した。
③ 化石があるか調べた。
④ 火山灰や軽石の層があるか調
べた。
⑤ 地層の重なり方を, 地点Pか
ら真北を向いてスケッチした。
図1は、この地域の地形を等高
線で表した図であり, 地点 B, C
は地点Pの真西に, 地点 A, D
は地点 B, C のそれぞれ真北に位
置している。図2は, ⑤のスケッ
チの一部である。
図2
3 地層 27
0
一砂の層
砂の層
アサリの
・D
X
5m
白っぽい
-140m
130m
火山灰の層
-120m
-110m
-100m
-90m
化石
図3
90 100 120
GOA
100B
120 C
図4
10813011830
0
90
①
-19
4
90-14:0
ア
16
768
92
12
表 16
20
24
〔m〕
28
火山灰の層
れきの層
泥の層
32
36
40
表 16
地表からの深さ m
0482121202898
|砂の層
ら 20
=白っぽい
36
40
火山灰の層
黒っぽい
地表からの深さ m
【観察2】 がけ Xで採取した砂の層と白っぽい火山灰の層にふくまれる岩石を持ち帰り,双眼実
体顕微鏡で表面を観察したところ, 岩石がふくんでいる粒に違いがあった。
【観察3】 図1の地点 A~Cのボーリング試料をインターネットで調べ, 図3の柱状図に表した。
この地域では白っぽい火山灰の層と, 黒っぽい火山灰の層は1つしかなく, 上下の逆転や断層は
なかった。 また,各層は平行に重なり, ある一定の方向にかたむいていることがわかった。
(1) 観察2の下線部で, 砂の層の岩石は, 火山灰の層の岩石に比べて, ふくんでいる粒にどのよう
な特徴があるか。 簡潔に書きなさい。
(2) 次の文は,図2の砂の層にアサリの化石が見つかったことについてまとめたものである。 文中
のaにあてはまる語句として適切なものを, ア, イから1つ選び, 記号で書きなさい。 また, b
a[] b[
にあてはまる語句を書きなさい。
イ 深い海)でできたと考え
482
12
16
201
地表からの深さ m
24
28
32
黒っぽい火山灰の層より下の地層では,新しい層ほど,
[
Al
36
(4) 図3で,ア~ウの砂の層を堆積した時代が古いものから順に並べなさい。 [
]
(5) 図1の地点Dでボーリング調査を行うと, 図3の白っぽい火山灰の層と, 黒っぽい火山灰の層
は地表からの深さが40m までのどこにあるか。 図4の柱状図に, 白っぽい火山灰の層をで、
で示して表しなさい。 ただし, それ以外の層は記入しないこと。
黒っぽい火山灰の層を
40
アサリの化石が見つかったことから,この層はa (ア浅い海
られる。この化石のように地層ができた当時の環境を知る手がかりとなる化石を(b)という。
(3) 図3の地層の重なり方から,この地域は黒っぽい火山灰の層が堆積するまでに, 河口からの距
離がどのように変化したと考えられるか。 「黒っぽい火山灰の層より下の地層では, 新しい層ほど,」
という書き出しに続けて, 理由とともに簡潔に書きなさい。