5 太陽の動きについて調べるため, 日本のある地点X で 次の 〔観察〕 を行った。
〔観察〕
① 夏至の日に直角に交わるように線を引いた厚紙に透明半球を固定し、日当たりの
よい水平な場所に東西南北を合わせて置いた。
② 9時から15時までの1時間ごとに,サインペンの先端を透明半球の上で動かし、サ
インペンの先端の影が透明半球の中心Oと重なるようにして, 透明半球上に点をつ
け, 太陽の位置を記録した。
③②で記録した点をなめらかな線で結び, さらにその線を透明半球の縁まで伸ばした。
このとき,透明半球の縁まで伸ばした線の端をそれぞれ点P, 点Qとした。
④③で透明半球上に結んだ線について,各点の間隔をはかった。
⑤ 冬至の日に ①から④までと同じことを行った。
図は, 〔観察の③の結果をそれぞれ模式的に表したものである。 また, 〔観察〕 の④において,
夏至の日冬至の日での各点の間隔はどちらも4.0cm であった。
南
西
(2)
10
東
夏至の日
P
ア
Ⅰ 自転, Ⅱ 南寄り
ウⅠ公転,ⅡI 南寄り
北
南
P 東
西
'0
次の(1)から(4)までの問いに答えなさい。
(1) 次の文章は,〔観察] について述べたものである。 文章中の(I )と(Ⅱ)のそれぞ
れにあてはまる語の組み合わせとして最も適当なものを,下のアからエまでの中から選びなさい。
イ Ⅰ 自転, ⅡI 北寄り
IⅠ 公転, Ⅱ 北寄り
冬至の日
透明半球に記録された1日の太陽の動きは、地球の(I)という運動によって起こる見
かけの動きである。また,〔観察] において, 点Pは日の出の方角を示しており、夏至の日の
数週間前に同じ観察を行っていた場合。 日の出の方角は図の点Pの位置と比べて(I)
になる。
・北
また冬至の日の南中時刻は11時54分であった。 このとき, 日の出の時刻は何時ごろと考えら
〔観察〕 の結果について、 冬至の日の点Pから点 Q までの長さをはかると, 39.0cm であった。
れるか。 最も適当なものを、次のアからカまでの中から選びなさい。
ア 5時 イ 5時30分 ウ 6時 エ 6時30分 オ 7時
カ 7時30分