-
26(2019年) 京都府 (中期選抜)
④砂糖,食塩,炭酸水素ナトリウム,デンプンの性質を調べて判別するために、次の〈実験I〉〈実
験ⅡI〉を行った。〈実験I〉・〈実験ⅡI 〉中の物質A~D はすべて異なる物質であり,それぞれ砂糖、食
塩,炭酸水素ナトリウム, デンプンのいずれかである。これについて,下の問い (1)~(3)に答えよ。
<実験Ⅰ>
操作 ① アルミニウムはくをまいた燃焼さじを
4本用意し、 物質 A~D をそれぞれ0.5g ず
別々にのせ、 右の図のように、炎の中
に入れて燃えるかどうかを調べる。 燃えた
物質については右の図のように火がつ
いたまま石灰水の入った集気びんに入れてふたをする。 火が消えたら燃焼さじをとり出
し,右の図のように集気びんを振り 石灰水のようすを調べる。
操作②20℃の水 80gを入れたビーカーを4個用意する。1個目のビーカーに物質Aを 8g,
2個目のビーカーに物質Bを8g, 3個目のビーカーに物質 C を 8g 4個目のビーカー
に物質Dを8g加えてかき混ぜ、溶けるかどうかを調べる。
【結果 Ⅰ 】
物質 B
物質 A
燃えて炭になり石
操作① 灰水は白くにごっ燃えなかった
た
操作② 溶けた
少し溶け残った
i図
燃焼
さじ
ガス T
バーナー
図
ふた
物質 C
燃えて炭になり石
灰水は白くにごっ
た
ほとんどが溶け残
った
集気
びん
石灰水
物質D
燃えなかった
溶けた
図
振る
〈実験ⅡI〉物質BD を 0.5gずつ用意する。 うすい塩酸100gを入れたビーカーを2個用意す
する。一方のビーカーに物質B を 0.5g もう一方のビーカーに物質Dを0.5g加えて,よう
すを調べる。
【結果ⅡI】 物質Bを加えたビーカーでは気体が発生し,物質D を加えたビーカーでは気体が発
生しなかった。
で
(1)〈実験I〉の操作 ① で物質 A・Cが燃えたときに発生し, 石灰水を白くにごらせた気体は何か,
化学式で書け。また, 物質A・Cのような, 燃えたときに, 石灰水を白くにごらせる気体が発生
し,炭になる物質を何というか,最も適当なものを、次の(ア)~(エ)から1つ選べ。
化学式 (
(ア) 混合物 (イ) 単体 (ウ)無機物 (エ) 有機物
(2) 〈実験I〉の操作 ②で物質D をすでに8g溶かした水溶液に、 さらに物質Dを加えて飽和水溶液
にする。 水溶液の温度は20℃とし、 物質Dは20℃の水100gに36gまで溶けるものとすると
g)
物質Dを少なくともあと何g加えれば飽和水溶液になると考えられるか求めよ。 (