注意) 1mg/mLは, 原尿あるいは尿1mLに物質1mgが含まれている
腎臓は,腎臓の中にある約100万個
の単位構造(右図)を通して, 血液中に
ある余分な水分や塩分(ナトリウムイ
オン),尿素などの不要物を尿として
体外へ排出する。
この不要物の排出のしくみを説明す
血液一→
n の
時
再吸収
ろ過
ろ過
の
る。血液がOへ流れると, タンパク質
以外の血しょうの成分が②へろ過され
全の
尿
所
知所 36名
る。ろ過された液を原尿と呼ぶ。原尿
が3を流れる間, 血液の塩分濃度に応じて水と塩分が適切に再吸収される。尿素はあまり再吸収され
ないが、ブドウ糖はすべて再吸収される。再吸収されなかった不要物は, ④に集められ,尿として体
外へ排出される。
イヌリンは、ヒトの血液に含まれない糖類である。また, ヒトはイヌリンを分解できない。このイ
のアーシ
ヌリンを血液中に注射すると, ②へろ過された後,再吸収されずに尿としてすべて体外へ排出される。
そこで,血液中にイヌリンを注射し,
一定時間後に,2の原尿と④の尿を採
取し,そこに含まれるイヌリン, タン| タンパク質
原尿中の濃度[mg/mL]
尿中の濃度(mg/mL)
イヌリン
1
120
0
0
パク質,塩分,尿素, ブドウ糖の濃度
を測定した。表は, 結果をまとめたも
塩
分
3
3.5
尿素
0.3
21
のである。なお, 1分間につくられた
ブドウ糖
1
0
尿の量は,1㎡Lであった。
ということでも?
に ロ ロ
原尿