(3)
(6)
=
E
6
H
STUPIR
にしとみといふ所の山、絵よくかきたらむ屏風を立て並べたらむやうなり。片つ
びやうぶ
もろこし
イー
H=
すなこ
方は海、浜のさまも、よせかへる波のけしきも、いみじうおもしろし。 唐土が原と
いふ所も、砂子のいみじう白きを二三日行く。 『夏はやまとなでしこの濃く薄く錦
をひけるやうになむ咲きたる。これは秋の末なれば見えぬといふに、なほ所々はう
ちこぼれつつ、あはれげに咲きわたれり。 「唐土が原に、やまとなでしこしも咲き
(「更級日記」)
けむこそ」など、人々をかしがる。
さらしなにっき
(注)にしとみ・唐土が原ともに現在の神奈川県にあった地名。 これは今は。
( ① 「片つ方は海」とあるが、もう一方は何か。 古文中の
語で答えよ。
2 ②「よせかへる」を現代仮名づかいに直して書け。
せかえる
④ 「の」と同じ意味・用法の「の」を、線ア~オの中から
一つ選び、記号で答えよ。
⑤ 「夏は」から始まる会話の終わりはどこか。
見えぬ
終わりの三字を書け。
③ 「いみじうおもしろし」 ⑥ 「うちこぼれつつ」の解釈として適当なものを、それ
ぞれ次から選び、記号で答えよ。
イ実にやさしく繊細な感じだ
ウ
とてもさびしくなつかしい
たいそう美しく心ひかれる
花が少しずつ咲き始めて
花が露にぬれた状態で
エ妙に愛らしくほほえましい
イ花が散り残った様子で
エ花が折り重なって咲いて
文章中の言葉を用いて答えよ。
―線⑦とあるが、それは、人々がどのような言葉の組み合わせに気づいたからか。
唐土(が原)
やまとなでしこ)
7「更級日記」は平安時代に書かれた作品であるが、これと同じ時代の作品を次から
選び、記号で答えよ。
ア 万葉集
⇒ 「唐土」は今の中国のこと。 「やまと
イ 徒然草ウ 平家物語 Ⅰ 枕草子
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