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24 太陽系と銀河系/月・惑星の動き |
実戦問題
<山口>
太陽の表面のようすについて調べるために, 山口県のある場所で,図1
次の観察を行った。 これについて,あとの問いに答えなさい。
【観察】 ① 図1のように, 天体望遠鏡に太陽投影板と日よけ板をと
り付け,直径10cmの円をかいた記録用紙を太陽投影板に固定し,
ファインダーの対物レンズにふたをした。
② 天体望遠鏡を太陽に向け, 太陽の像が記録用紙の円に合うよう
に,太陽投影板の位置とピントを調節すると, 太陽の表面にある
黒点が記録用紙に黒くうつった。
3 黒点の位置と形を記録用紙にすばやくスケッ 図2
チし, その後, 太陽の像が動いていく方向が西
であることをもとにして, 東西南北を記録した。
①~③の観察を 6日間連続して同じ時刻に行
ったところ,どの黒点もしだいに同じ向きに
位置を変えていった。 図2は1日目の記録であ
り、中央部の円形の黒点をPとした。 また,
図3は6日目の記録であり, b円形の黒点Pは,周辺部ではだ円形に見えた。
OINA
1月7日
(1) 観察の②において,黒点が黒く見えたのはなぜか。その理由を「温度」という語を用いて,書きなさ
い。
北
バイス
黒点と周囲の温度にどのようなちがいがあるのかを考える。
紙上での太陽の像の直径は10cm, 黒点の直径は3mmで
また, 太陽の直径は地球の直径の 109 倍である。 これらを
‒‒‒‒‒‒‒
...
YEAR P
ふた
太陽
太陽投影板
図3
東 西
ファインダー
接眼レンズ
日よけ板
北
記録用紙
(2) 図2に示した円形の黒点Pについて,記録用紙上での直径をはかると3mmであった。実際の太陽の
直径を,地球の直径の 109 倍とすると,この黒点の直径は,地球の直径の何倍になるか。小数第2位を
四捨五入し, 小数第1位まで求めなさい。
(3) 観察の④の下線部 a,b について,これらの現象からわかる太陽の特徴としてもっとも適切なものを
次のア~エからそれぞれ選び, 記号で答えなさい。
a[ []b[ ]
イ 太陽はみずから光りかがやいている。
エ 太陽は球形である。
地球の公転軌道
東
南 1月12日
[2] F
(1) 図 1
それぞ
BO
ア 太陽は自転している。
ウ 太陽はガス (気体)の集まりである。
(4) 地球と月は、ともに太陽系の天体であり,月は太 図4
陽の光を反射してかがやいている。 図4は, 地球と
月の公転軌道と, 太陽, 地球, 月の位置関係を模式
的に表したものである。
① 図4において, 月の公転の向きは, A,Bのど
ちらか。 記号で答えなさい。
[
]
地球の公転の向き
月の公転軌道
② 月食が起こるときの月の位置としてもっとも適切なものはア~エのどれか。 記号で答えなさい。
( )
北極
B
(I)
①大
23
赤道
(2
(2)
くことから、太陽の運動について考えよう。また、中央で円形の黒
点が周辺部でだ円形に見えることから、 太陽の形について考えよう。
(4)月食は、月が地球の影に入ることで、 月の全体または一部がかくれ
がどの