3 次の各問いに答えなさい。
1
Wさんは,調味料のみりんが水とエタノールの混合物であることを知り、物質の状態変化や混合物を
分ける方法について調べるため、次の実験Ⅰ, ⅡI を行った。 ただし, みりんに含まれる水とエタノール
以外の物質については考えないものとする。
実験 Ⅰ
ポリエチレンの袋に液体のエタノールを少量入れて密閉 図15
した。図15はそのようすをエタノールの粒子のモデル5個
で表したものである。次に、ポリエチレンの袋に熱湯をか
けると、ポリエチレンの袋は図16のように大きくふくらんだ。
実験Ⅱ 黄色いみりん20cm² と沸騰石を枝付きフラスコに入れて,
図17のような装置で加熱した。 しばらくすると,試験管に
無色透明の液体が集まり始めたので、試験管A~Cの順に図16
その液体を2cmずつ集めた。 試験管A~Cのそれぞれの液
体について、液体が集まる間の蒸気の温度, ポリエチレン
片を入れたときの浮き沈み、液体をろ紙にしみこませて火
をつけたときのようすを調べた。 表18は、その結果をまと
めたものである。
図 17
温度計
9
試験管B
試験管A、
枝付きフラスコ
黄色い
みりん
|沸騰石
ガラス管
試験管C
氷水
表18
。
試験管
A B C
ポリエチレンの
袋の口を閉じる エタノールの粒子
(5個で表した)
蒸気の
温度 [℃]
75~85
85~90
90~100
バット
図16のポリエチレンの袋の中のエタノールのようすはどのようになっているか。 図15のエタノー
ルの粒子の数と大きさを参考にして,次のア~エから一つ選び, 記号で答えなさい。
I
ア
ポリエチレン片 火をつけた
の浮き沈み
ときのようす
燃えた
エコ
沈んだ
沈んだ
浮いた
少し燃えた
燃えなかったが
(2) 表18 から,試験管A~Cの液体のうち、 エタノールを最も多く含んでいるのはどれか。 ① A~C
から一つ選び,記号で答えなさい。 また、選んだ試験管にエタノールが最も多く含まれる理由を
沸点という語を用いて書きなさい。
(3) 18から,次のア~ウの物質を密度の小さい順に左から並べて, 記号で答えなさい。 ただし,オ
リエチレンは実験ⅡIで用いたポリエチレン片と同じ物質で固体とする。
ア 液体の水
イ 液体のエタノール
ウ ポリエチレン
ウア