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酸性とアルカリ性を示すものについて調べるために,次の実験I~IIを行った。これについて
あとの問いD~⑥に答えなさい。
【実験I】
pH メーターを用いて,身のまわりの物質の pH の値を測定した。表1は, その結果をまとめた
ものの一部である。
表1
身のまわりの物質
ミカンの汁
植物の灰を入れた水
牛乳
カビとり剤
pH の値
3.5
11.0
6.7
12.9
【実験I】
図のように,食酢,石灰水, うすい塩酸にそれぞれマグネシウムリボンを入
れたところ,食酢,うすい塩酸では気体が発生したが, 石灰水では気体が発生
しなかった。発生する気体のようすを見ると, うすい塩酸では激しく発生した
が,食酢ではおだやかに発生した。
食
酢
マグネシウムリボン
【実験I)
5個のビーカーA~Eにそれぞれうすい塩酸 10cm3 をとり, それぞれに 2, 3滴の BTB溶液を加
えた。次に,ビーカーB~Eにそれぞれ 2cm3, 4cm3, 6cm3, 8cm3 のうすい水酸化ナトリウム水溶
液を加えてよくかき混ぜ, 水溶液の色を観察した。表2は, その結果をまとめたものである。
また, pH メーターを用いて, それぞれの水溶液の pH の値を測定したところ, ビーカーDの pH
の値は7.0 であった。
表2
ビーカー
A(o
B
C (o
Dy
E
加えたうすい水酸化ナトリウム水溶液の体積 [cm3]
C
4
0
2
6
20
8
BTB 溶液の色
黄色
黄色
黄色
緑色
青色
PTE
0 実験Iで, pH の値からアルカリ性であると判断できるものを, 次のア~エのうちからすべて
選び,その記号を, アルカリ性の強い順に左から並べて書きなさい。
ウ 牛乳
アミカンの汁
イ 植物の灰を入れた水
エ カビとり剤
2 実験Iで, 食酢, うすい塩酸にマグネシウムリボンをそれぞれ入れたとき, 発生した気体は同
じであった。その気体は何か, 化学式で答えなさい。
うすい塩酸
石灰水