穢れひですね。
汚れと同義で、忌まわしいと思う身体に関わる不浄のことです。
つまりは、死、疫病、女性だと月経などなど。
この場合は、文脈上、死ですね。
喪に服する=不幸があった家庭には夏に暑中見舞いを出す代わりに喪中を出しますよね?その喪にあるように、喪に服することは誰かが亡くなることです。
なので、喪に服するは、穢れですね。
本文の
[けがれひの心もとなきこと]は、
(母の穢れに触れるのを/母が喪に服することを/母が亡くなったのを)気にしている最中にも、
と訳すことができます。