✨ ベストアンサー ✨
「私の身体は消え果ててしまうようだ」の訳になりますね。
まず「ぞ〜める(連体形)」で係り結びの強意を表しています。
※「めり」は「〜のようだ」と、「見て」感じた感想を表す助動詞→「め(目)+あり」より。
「ぬ」は下の助動詞が連体形なので、完了or強意の助動詞「ぬ」だと言うことが分かりますね。
Q・なぜ強意なのか。
ここでは約で考えるしかないようです。
強意の「ぬ」になるものは真下に推量の意味を持つ語がくると、
「きっと〜だろう」「必ず〜だろう」の訳になることが100%です。
ですがここでは下は推量の助動詞ではないのでこの判断方法は使えません。
ではどう判断するのか。訳を見ていきましょう
もし完了で訳してしまうと、
「私の身体は今にも消え果ててしまったようだ」になります。
一見「何がおかしいの?文として成り立ってるじゃん!」と思うかもしれませんが、
真下の「める」を考えてみてください。目で見て感じる「〜のようだ」の意味を持つ「める」が下に接続しているということは、消え入りそうな様子を「今」見ているんです。
だからここで完了の訳を入れてしまうと、時制に歪みが生まれます。
ということで、もう一つの意味、強意で訳を取ってみると、
「私の身体は今にも消え果ててしまいそうだ」になり、文を強調しているだけなので時制もおかしくありません。
+α
「ぞ〜連体形」の強意の係り結びの法則と「ぬ」の強意で、
この文章は「今にも消え果ててしまいそう‼︎」ということを「とても」強調したかったのだと思います。
長々と失礼しました。