化学
高校生
(3)で浸透圧がかかったときのAの体積とBの体積はどのようにしたらわかるのですか??🙇♀️
京理科大
-1·K)
理由を60字以内で答えよ。
253 コロイド溶液の浸透圧と分子量
中央が半透膜で仕切られ, 断面
積が1cm2の両端が開いたU字管
がある。 一方にデンプン 1.00g
を溶かした溶液 99.0mL を加え,
他方には、液面が同じ高さになる
ENC
ように純水を加えた (図1)。 この
U字管を27℃で一定時間放置す
ると, 一方の液面は上昇し,互い
の液面の差が4.00cmになって停止した (図2)。
THO
(1) デンプンのコロイド溶液が入っているのは, U字管のA,Bのどちらか。
(2) 図2の状態のデンプンのコロイド溶液が示す浸透圧 〔Pa〕 を求めよ。 ただし, 大気
圧1.00×10Pa を示す水銀柱の高さを76.0cm, 水銀の密度を13.6g/cm3とする。
また,デンプンのコロイド溶液および純水の密度は1.00g/cm3で変化しなかったも
のとする。
(3) このデンプンを一定の分子量をもつ物質としたとき,このデンプンのモル質量を求
めよ。
気体定数 8.31 ×103Pa・L/ (mol・K)
A水面
A
B
半透膜
実験開始時
図 1
B水面
A水面
摂南大改
B
半透膜
一定時間後
図2
B水面
↑ 液面差
4.00 cm
253 (1) B (2) 3.87×102 Pa (3) 6.38×104g/mol
Key Point
液柱の高さに相当する圧力が浸透圧である。
解法 (1) 溶液と溶媒が半透膜で隔てられている場合,溶媒が半透膜
を通じて溶液側に浸透するので,溶液側の液面が上昇する。
(2)図2の状態における浸透圧は,液面差の4.00cm 分の液柱
の重さによる圧力で表される。 密度 13.6g/cm3の水銀柱
76.0 cm の重さによる圧力が1.00×105 Pa であるから,密度
1.00g/cm3 の液柱 4.00cm では,
1.00 × 105 Pax
1.00 g/cm×4.00 cm
13.6g/cm×76.0 cm
(3) 図2の状態では,A側の水の体積が 97 mL, B側のデンプ
ン水溶液の体積が101 mL になっている。 デンプンのモル質
量をM 〔g/mol] とすると, ファントホッフの法則ⅡI = cRT
より,
1.00g
M (g/mol)
0.101L
3.870×102Pa=
M=6.38×104g/mol
= 3.8699… ×102 Pa
-x8.31x10³ Pa L/(mol-K) x (27+273) K
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