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t≧1に対して、
f(t)=n(t-1)(tⁿ⁻¹+1)-(2tⁿ-2)≧0
が成り立てばいいわけです。
であるなら、f(t)の極値とグラフ形状がわかれば、f(t)≧0であるかどうかの判断ができるわけです。だから1回微分をして極値を、2回微分をして増減(単調増加)を調べているわけです。
微分について
f(t)=n(t-1)(tⁿ⁻¹+1)-(2tⁿ-2)
=(n-2)tⁿ-ntⁿ⁻¹+nt-n+2
をtで微分します。
(n-2)tⁿはn乗を前に出して、n-1乗にしてn(n-2)tⁿ⁻¹
ntⁿ⁻¹はn-1乗を前に出して、n-2乗にしてn(n-1)tⁿ⁻²
だから、
f'(t)=n(n-2)tⁿ⁻¹-n(n-1)tⁿ⁻²+n
になっています。
不等式の証明は、左辺-右辺や相加相乗平均やコーシーシュワルツの不等式など、いろいろあります。
今回の問題は、平均値の定理を用いてもできますし、因数分解を用いて証明することもできます。別に微分して求めるだけが解法ではないので、いろいろな考えができるようになればいいかなと、個人的には思います。
ちなみに因数分解を用いるやり方は、
aⁿ-bⁿ
=(a-b)(aⁿ⁻¹+aⁿ⁻²b+aⁿ⁻³b²+…+abⁿ⁻²+bⁿ⁻¹)
a≧bだから、
≦(a-b)(aⁿ⁻¹+aⁿ⁻²a+aⁿ⁻³a²+…+aaⁿ⁻²+aⁿ⁻¹)
=n×(a-b)(aⁿ⁻¹)
=n/2×(a-b)(aⁿ⁻¹+aⁿ⁻¹)
≦n/2×(a-b)(aⁿ⁻¹+bⁿ⁻¹)
なるほどです。
しかし、初見でこの問題を見た時微分するっていう発想がわからないのですがどうすればいいですか?