理科
中学生

よくわからないです。教えてください🙇‍♀️

10 図のように、Aにある25℃の空気 が、3000mの山を越えて、 B に達す るまでの温度と湿度の変化を考え る。 空気が山の斜面にそって上昇 するときの高さと温度の関係はグラ フのようになり、露点に達すると温 度の下がり方が変化することがわ かる。 一方、山頂に達した空気は、 100m 下降するごとに1℃ずつ上昇 する。 図のA、Bの高さをOmとして、 5 10 15 20 25 温度(℃) 以下の問いに答えなさい。 ただし、空気の上昇や下降にともなう体積変化は無視できるものとす る。また表は、気温と飽和水蒸気量の関係を表している。 気温(°C) 飽和水蒸気量 (g/cm²) 5 6.8 B4 10 9.4 3000 m 15 12.8 20 17.3 (m) 2500円 2000 1500 1000 さ 500 A 高 25 23.1 0 30 30.4 35 39.6 (1) A にある空気が山の斜面にそって上昇するとき、 何mの高さで雲が発生するか答えなさい。 (2) A にある 25℃の空気の湿度は何%か答えなさい。 なお、 小数第2位を四捨五入して答えな さい。 (3) 山頂に達したときの空気の温度は何℃か答えなさい。 (4) B に達した空気の温度は何℃か。 また、湿度はAにあるときに比べてどうなるか答えなさい。 (5) A にある空気が同じ温度で、より高い湿度である場合、 Aにある空気とBに達した空気の温度 差はどうなると考えられるか。 次のア~ウから選び、 記号で答えなさい。 ア, 大きくなる イ. 小さくなるウ.変わらない(温度差はない)

回答

解説をどうぞ。

問題のポイントは、雲のできる時の温度が露点温度であり、露点温度を境に上昇する空気の気温の下がり方が変わるというところです。⑶については1000m〜3000mまでの気温変化率の計算なので、2000m分の気温変化である事に注意。⑸については湿度を求める必要はなく、気温が同じで水蒸気量が増えれば湿度が高くなる、と考えてください。

じょう

補足。

⑸について。A地点とB地点の気温差を大きくするには、空気が山頂に達した時の気温が高くなくてはなりません。その為には露点温度(水蒸気量)を高くすれば良いのです。問題の条件より「A地点の気温が同じ」とあるので、露点温度(水蒸気量)を高くすれば湿度は上がり、湿度が上がれば山頂の気温が高くなり、B地点との気温差は大きくなります。言い換えると、地上の麓の湿度が高いほど、空気が山越えした時に、向こう側の麓はより暑くなるのです。この時B地点の湿度はさらに小さくなり、気象庁は乾燥注意報や高温注意報発表を検討しなくてはならなくなります。

雲ができる時の高さで考える場合は、なるべく低い標高で雲ができる方が昇温効果は高くなるのです。

この様な効果を「フェーン現象」といいます。

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