解説をどうぞ。
問題のポイントは、雲のできる時の温度が露点温度であり、露点温度を境に上昇する空気の気温の下がり方が変わるというところです。⑶については1000m〜3000mまでの気温変化率の計算なので、2000m分の気温変化である事に注意。⑸については湿度を求める必要はなく、気温が同じで水蒸気量が増えれば湿度が高くなる、と考えてください。
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問題のポイントは、雲のできる時の温度が露点温度であり、露点温度を境に上昇する空気の気温の下がり方が変わるというところです。⑶については1000m〜3000mまでの気温変化率の計算なので、2000m分の気温変化である事に注意。⑸については湿度を求める必要はなく、気温が同じで水蒸気量が増えれば湿度が高くなる、と考えてください。
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補足。
⑸について。A地点とB地点の気温差を大きくするには、空気が山頂に達した時の気温が高くなくてはなりません。その為には露点温度(水蒸気量)を高くすれば良いのです。問題の条件より「A地点の気温が同じ」とあるので、露点温度(水蒸気量)を高くすれば湿度は上がり、湿度が上がれば山頂の気温が高くなり、B地点との気温差は大きくなります。言い換えると、地上の麓の湿度が高いほど、空気が山越えした時に、向こう側の麓はより暑くなるのです。この時B地点の湿度はさらに小さくなり、気象庁は乾燥注意報や高温注意報発表を検討しなくてはならなくなります。
雲ができる時の高さで考える場合は、なるべく低い標高で雲ができる方が昇温効果は高くなるのです。
この様な効果を「フェーン現象」といいます。