三角方程式、不等式は単位円を使うとスッキリします
これは三角不等式で、θの範囲を求めようという問題です。
まず初めに、sinθを左辺にもってきて、sinθ≧の形にします。
すると、sinθ≧√3/2となります。
その後単位円を描くのですが、sinθは単位円のy座標であることを考慮して、わかりやすくy=√3/2の目印をつけておきます。
不等式を満たすには、y=sinθがy=√3/2より上側にきていればいいので、水色の範囲になります。
このとき、y=√3/2と単位円の交点の偏角を求めると、
sinθ=√3/2なので、θ=π/3,2π/3となります。
よってこの水色の範囲(y=sinθがy=√3/2より上側にくる範囲)は
π/3≦θ≦2π/3
となります。
同じようにして(2),(3)も解くことができます。
(2)はcosθが単位円のx座標、(3)はtanθが傾きであることを利用します。