化学
高校生
解決済み

解答の(3)のパルミチン酸は0個、リノール酸は2個であることは何からわかったのですか?

282.油脂の構成 構成脂肪酸がパルミチン酸 CigHg; COOH (分子量256)およびリノール 酸 CizHaCOOH(分子量280)のみである油脂がある。この油脂における構成脂肪酸の比 は,パルミチン酸1.0mol に対してリノール酸1.5mol である。次の各問いに答えよ。 (1) この油脂の平均分子量を整数値で求めよ。 (2) この油脂100gを水酸化ナトリウムを用いてけん化するとき, 必要な水酸化ナトリ ウムの質量は何gか。(1)で求めた整数値を用いて計算せよ。 第 N 章 (3) この油脂100gにヨウ素を付加させるとき,必要なヨウ素の質量は何gか。 (1)で 求めた整数値を用いて計算せよ。 ョウ素他は? (4) パルミチン酸1分子とリノール酸2分子を含む油脂の構造異性体は, いくつ存在 するか。また,その中に不斉炭素原子をもつものは, いくつあるか。 (12 山口大 改) 76-2-3の 有機化合物
問題 282 > 284 282. 油脂の構成 (1) 819 (2) 14.1g (3) 108g 解答 (4)異性体:2つ 不斉炭素原子をもつもの: 1っ 解説 (1) 自然界に存在する油脂は、 さまざまな脂肪酸の組成をも つトリグリセリド (グリセリンと脂肪酸のエステル)の混合物である。し たがって分子量やョウ素価などの値も、 平均値を求めている。 本間の油 脂は、バルミチン酸1.0mol に対してリノール酸1.5mol を含むので、 構成脂肪酸の平均分子量は次のように求められる。 1.5 1.0 +280× =270.4 256× 1.0+1.5 1.0+1.5 油脂が3分子の脂肪酸(分子量M) とグリセリン (分子量92)との脱水縮合 で生成したと考えると、 油脂の分子量は M×3+92-18×3に等しい。 RICOOH HO-CH2 RICO0-CH2 R°COOH + HO-CH R°CO0-CH+ 3H20 RCOOH HO-CH2 RCOO-CH2 脂肪酸 グリセリン 油脂 したがって、求める分子量は次のようになる。 270.4×3+92-18×3=849.2° 0(RCO0),CH 式から、分子量 (2) 水酸化ナトリウムによる油脂のけん化は, 次式で表される。 HO-CH2 RICO0-CH2 R'COONa もよい。 R°COO-CH + 3NaOH → RC0ONa + HO-CH R°CO0-CH2 RCOONA HO-CH2 1mol の油脂をけん化するために必要な水酸化ナトリウム(式量40)は3 mol なので,平均分子量849の油脂 100gのけん化に必要な水酸化ナトリ ウムの質量は,次のように求められる。 100g 849g/mol 361 40g/mol× -×3=14.13g (3) 脂肪酸1分子に含まれる C=C結合の数は, パルミチン酸 CisHaCOOH では0個, リノール酸 CッHaCOOH では2個である。こ の油脂の構成脂肪酸に含まれる C=Cの数の平均は、 1.0 1.5 1.0+1.5 したがって,この油脂1分子に含まれるC=C結合は,1.2×333.6個 となる。1mol のC=Cに付加するヨウ素1』(分子量254)は1 mol なの で,平均分子量849の油脂 100gに付加するヨウ素の質量は, 0×- 1.0+1.5 +2× -=1.2個 100g 849g/mo! (4) パルミチン酸1分子 とリノール酸2分子を含む 油脂の構造異性体は,右の 2種類である。これらのう 254g/mol× -×3.6=107.7g CisHai COO-CH2 C17H31COO-CH2 CiHsCOO-CH CisHs1 COO-CH CiH3COO-CH2 ち,不斉炭素原子をもつものは, 1種類である。 CiHsiCOO-CH2 198

回答

✨ ベストアンサー ✨

COOHの前のCとHの数からです。パルミチン酸はC15H31ですよね?C15個あればHは最高15×2+2=32個つくはずです。しかし、カルボキシ基COOHがあるので一つHがとれて31です。すなわち炭素間二重結合をつくる余裕はないので0個です。

これで分かりますか?

フルーツ

もともとこの高級脂肪酸は『バスオリレン(バス降りれん)』と暗記しておくものです。
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸。そしてこの順番に炭酸間二重結合は00123と電話番号のように覚えます👍

合格くん

理解できました、ありがとうございます。

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