✨ ベストアンサー ✨
こんにちは。
先に言いますが、長文です。すみません。
ここの敬意の対象がかぐや姫というのは奇妙ですね。
間違っていると思います。
nonさんの仰る通り、謙譲語なので動作の受け手と
本来はなるはずですから、
かぐや姫というのはありえないですね。
ただこの場面、誰に「申す」なのか(動作の受け手は?)と考えても
なんだかよく分かりません。
なぜなら、「かぐや姫と申す人~」と書かれていますが、
『かぐや姫』という台詞を誰かに実際に言っている(申し上げている)
わけではないからです。
現代語の例ですが、初対面の相手などに対してよく
「私は○○(名前)と申します。」
という自己紹介の仕方をします。
この「申す(申し)」も、
「誰かに申している」と考えると違和感がありませんか?
ではこの「申す」は何だと考えてみると、
「私は○○といいます。」
という言い方であっても丁寧語「ます」が用いられていて敬意はあるのだけれども、
初対面の相手に対してという点ではそれだけではもの足りない感覚があって、
いわば相手への敬意の度合いを高める目的で
「いう(いい)」→「申す(申し)」
という謙譲語を持ち出して来ているわけです。
つまり、謙譲語でありながら、
相手への敬意を示す「丁寧語」のように用いられているということです。
「かぐや姫と申す人~」も同じです。
「申す」は謙譲語には違いないのですが、
ここでは目の前の相手(=天人(王とおぼしき人))に対する敬意を示すため
いわば丁寧語のような用法で用いられています。
敬意の対象は「天人(王とおぼしき人)」です。
(ちなみに日本語学ではこのような用法の敬語を
「丁重語(ていちょうご)」とよんでいるようです。
興味があれば検索してみてください。)
いえいえ!
こんばんは(^^)
丁寧に解説して下さりありがとうございます😊
なるほど、敬語は現代語でも古語でも難しいですね💦
実生活にもつながることなのでよく勉強しておこうと思います!
ありがとうございました😊