ページ1:

仏師良秀
<品詞分解・現代
五尺
代名詞
Date
>
①これも今は昔、絵仏師良秀といふありけり
9
9
これも今となっては昔の話ですが、
仏師 秀と
いう君がいました
・・・
格
格
(2
これで
ば隣家
隣より火で来
家から火が出て
風おしおほひてせめけ
風が(笑)おおいかぶさって、がせまってき
Lexer
下
は、逃げ出でて、大路
たので、(ほ)逃げ出して、
大路へ出でにけ
大通りへ出できました。
格 四木 便校・保
人の書かする仏もおはしけり
M
0
中には(依頼)
お客さんがかせている
仏様もいらしゃいました。
副係
格 ラ
過・終
④また衣着ぬ妻子なども
·
さなが
(3)
また服を着ていないも
2
の ま
代名詞 係 ・未 E
ら内にありけり。
家の中にいました。
格
副詞ダ用
⑤それも知らず ただ逃げ出でたるをことにし
それを認識することなく、
ただ自分が逃げ出したこと
よしとして、
格 四命
向かひのつらに立てり
。
家の向かい側に
ていました。
代名
格
見れば
すぐにわが家に移
する
家に燃え移っており
108
Out o
~
けるまで
ときまで、
接
れば、「あさましきこと。と
ので、
ことですね。」
しての移
煙や
次が立ちあがた
橋四接マ用過
およ
体
おほかた向かひのつらに立ちて 眺めけ
向かい側に
眺めていた
立って
・目・
人とも来とぶらひ
見舞いに来た

ページ2:

Date
詞
体格
1.141 DKM. # **
代名詞
7
かうこと燃えけれと
心得
るな
これことせ
(は)このように
燃えるのだったなあと、
納得したのだ。
仮定
代格 格
用
ラ・
格保
ここともうけもの
08
ww
うとくよ。
この道を立てて世にあらむ
だよ。
E
の道(線を描く職業で
生きていくならば、
仏様さ
副詞用
接
未
www
m
/
0
によく書き奉らば
百千の家も出で来な
え
うまくお描き申しあげれば、
連体詞
1軒1軒も(家が立つ
お前さ
B
格保
~
/
うたちこそ
させる能もおはせねば
ものを
惜
たちこそ
これといった
才能を
お持ちでないなら、
・
格
接保
・・
W
。
と言ひ
あざ笑ひてこと立てりけ
しみなさるのだ。
と言って、
代格
あざ笑って立っていました。
格
格
9 その
にや
その後のことでほうが
良秀がよぢり不動
秀のよいり不動として、
今に人々
今でも 人々が
・
愛で合べり
(の)
称賛し合っています。
→が描けると

ページ3:

接
'
けれど
騒がず
。
(良券は)動いていません。
格
・
'
向かいに立ちて
「いかにいと人言ひげ
と人言ひければ
「どうしたのか」
とある人が言ったところ、
何かりに
接
格
うちうながきて 時々笑ひ
の焼くる
を見
HTT
笑って
(ちょっとうなずきながら、
家が焼けるの
いました
感動詞
サ
・
www
0
∞
「あはれ
しつるせうとくかな
年ごろはわろ
(私は背景の
もうげものをしたよ。
長い間
下手に
過
格
格
格
www
M
書きけるものかな。と言ふ時に
描いてきたものだよ。
とぶらひに来
(が)うので、
見舞
に
来
・
IDB
ww
たるわども、「こはいかに
かくては立ち給へる
「これはどうしたものかどうして(このようにお立ちになっているのか。
・作
格
ハ
°
あさましきことかな
さあきれたことだよ。
ものの憑き給べる
~
副詞
とりついていらっしゃるのですか。」と言っ
・終当然体
かければ、「なんでふものの憑くべきで
w
0
たところ(こ
どうして霊が
年ごろ不
シク活用
とりつくことがあるだろうか。
過体
ぎこ)
長
終
動尊の火炎を悪しく書きけるなり
・・・
明王の背景を 下手に
今見れば
強いてきたのだ。
KON

ページ4:

Date
絵仏師良秀
省略された体形のい
ふありけり
重用終止形(速)
連用形接続の「て」
〈文法詳説・語彙)
あり
「いふの下に「人」または「者」が省略されて
いる活用形に注意
来カ行変格活用
・・・漢字で書かれている場合読みに注意する。
火出で来て
止
活用による
主格の省略形
*
G
こが違う?
<
A
風おしおほひて
⇒出で来て の読みは、いできて」
植物のけ已然形接続のば」
せめければ
なので(順接確定条件)
運用接続のみ」 運用接続のけり」
出でにけり
「せめ」…マ行下二段活用動詞
「せ」の運用。
「心」…助動詞の完了「め」の連用形
連用形接続。
松山
木野花材の 下に体言
③書かする仏
「する」… 助動詞の使役「す」の連体形
0
未然形 連体形
おはし サ行変格活用動詞
おはず」の連用形
仏もみはしけり
※あり
行く来」の尊敬語
尊敬を表
未
接続下に体も
④衣着ぬ妻子
連体形
運用形接続の省略された言
⑤ただ逃げ出でたるを
と
もしくは命
にするり
立てり
命
「ぬ」…助動詞の打消「む」
未然形接続。
「こと」 名詞 幸いなこと、よし、
向かひのつらい…家の向かい側
あるものや場所に面した側のこと。

ページ5:

Date
連用形の「け」の略
ラ行四段活用動詞
効くゅりけるまで
「ゆう」の連用形
などごくすぶり燃え上がる
に体
形容詞
。
あさましきこと
未
連
の活用(くしき
1
連接がりけり」 こみ接続
シク活(こくし
来とぶらひける!
連
未
接続の「小」
通がす
。
活用した時に語尾の音が~く」となる時
⇒の活用 ※うちの活用を覚える!
活用した時に、語尾の音が「らしく」となる時
→三の活用の活用に「し」をつけただけ。
副詞 主に疑問を表す
宝わす 体吉の省略 運用時接続の
家の焼
くるを見て
どうしてなぜ、そうしたか。
↓
連接続の?」
に体
。
しつるせうとくかな
A
もしくは
にする「り」
しつるせうとくかな」→直訳は「した得だなぁ」
本来の語順は「せうとくしうるかな。なので、うちで訳す
総へ 八行四段活用・補助動詞、尊敬を表す。
<)
立ち
憑くべき
「べき」…助動詞の当然「ベム」の連体形。
緑接続(原型の場合連
続。)
未然形焼のぱ
ラ行四段活
吉
書き奉らば
色彩もしくは命令形
。
愛で合べり
「奉3」の未然形
順接仮定条件。未然形接続を
するとしたならば」という意味。
「愛で合へ」へ行四段動詞。
「愛」→「愛」下二段活用の
称賛する褒める。
KOKUYO LOOSE-LEAF ノ-FB3SAK 7mm ruled×31 lines.